月別 “ December 2007 ” 列挙

“ December 2007 ” に書き連ねた俺様日記の数々。

2008年こそ、ついにアルマゲドンがやってくるのだろうか?

 あ、そうだ。
 今年のウメくんへの誕生日プレゼントには、Yシャツと靴下とパンティーをチョイス。
 2、3枚のYシャツはもう中学生のころから着てるらしいし、パンティーは破れても履きつづけ、靴下は相変わらず俺様のを履いてってるっぽいので、決定。
 先日、あからさまに聞いてみたら、「地味なのを」ということだった。さすがにビジネスマンは派手なYシャツは着ていけないようだ。
 そして、“んじゃあ今年はYシャツだな”と告知してみたら、「言わないで」とたしなめられた。
 変えようとも思ったけど、そこはあえて直球勝負。


 パンツは、なにやら赤いパンツを履くと、気力が沸いてタフになれるという言い伝えがあるそうなので、それ2枚と、ネイビー+月並み。
 靴下は、たしかストッキングみたいなぺらっぺらの“おっさん靴下”じゃない薄い靴下。俺様のはもっこりもこもこ靴下なので、明らかな見分けがつくように。


 で、今回は、Yシャツでちょっと冒険してみた。
 彼の基本コンセプトは、ベージュ。
 でも、薄ぅ~いピンクいのを1枚混入させてみた。ピンクなんて概念は、きっとウメくんのカラーコーディネイトにはない。20年と弱の付き合いのなかで、一度たりとも見たことがない。
 白とベージュだけでは、あまりにも退屈だ。会社とはいえ、多少のオシャレは必要だと俺様は思うのである。
 しかも、ビジネスマンの戦闘服かつシンボルであるYシャツだよ?
 きっとスーツより重要なアイテムだと思うわけ。


 果たして着ていってくれるんだろうか……


 でももし、彼がそのピンクいYシャツを会社に着ていってくれる日が来るのなら、そいつはきっとアルマゲドンがやってくる。

  • December 7, 2007 3:00 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

『~モラルと法と絆と愛と俺とお前~』

 風邪がまた悪化した模様で、たいへんぐったりな日々を静かに送っていた。
 喉が、お喉が痛む痛む。
 なので、しゃべる気がしない。
 職場でなんぞ、そんな気は毛頭ない。


 俺様には、“人間だれともしゃべる気が失せる日”というのがある。年に何度もある。
 ウメくんだろうが同僚だろうが恋人だろうが友達だろうが、だれかれ構わず口を開こうともしない。
 俺様の基本姿勢は、無視。最高。
 それに風邪まで上乗せされて、俺様が織り成す人間模様は、ざっとこう。


「あ、これここ置いていいの?」
「………」
 男なら、黙ってうなずけ。


「あ、これどこ置けばいいの?」
「………」
 男なら、黙って指差せ。


「松田、だいじょぶか?」
「………」
 男なら、黙って首を横に振れ。っつーか、見りゃわかんだろうが、チンカス頭が。


 そんなわけで、今回のお話相手は、トニーにジャックに、ミシェルに、クロエにエドガー、CTUのみなさまたち。
 “シーズン3”が一番の人間模様。
 “シーズン3”の俺様的サブタイトルは、『~モラルと法と絆と愛と俺とお前~』に決定した。

  • December 6, 2007 2:46 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

みなさんよろしく。

 そして今日は、ウメくんの誕生日。

  • December 5, 2007 7:34 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

2,3,8...

 先日Backstreet Boysの『Unbreakable』を買ったわけだけど、よい。
 今回もまたハズレなしといった具合で、とても聴きまくっておる。
 で、なかでも特にいい感じなのが、タイトルのとおり2曲目、3曲目、8曲目。
 4曲目もなかなかいい。
 個人的には8曲目の『PANIC』って歌がかなり気に入ったな。


 ──── Say, "I'm sorry"...


 あの感じがたまんねぇ。
 “タメ”っつーか、間っていいな。
 んで、あの人の声な。
 たまんねぇ……
 やっぱBackstreet Boys最高っす!!

  • December 4, 2007 7:33 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

おすぎさんとか小堺さんて、今までどんぐらい映画観てんだべ?

 ≪GEO≫のネット会員のメニューで、“履歴”っつーのが見れるわけなんだけど、どうやら今までのそれは“1088件”らしい……


 観すぎ。


 でまあ、それはあくまで≪GEO≫に限った本数なので、≪TSUTAYA≫で借り、その昔は≪MAX≫というお店があり、実家にいたころは≪ZONE≫というところがあり、今は懐かしい≪ちゃっぷりん≫でも観たり借りたりしてるわけだ。
 それはつまり、実際の数値データとしては、最低でもこれの倍ということになる。
 まあねまあね、全部が全部映画っていうわけじゃーないさ。
 そりゃなかには、おしべとめしべがオッペケペーなものとか、クジラの生態を如実に表現したもの、さまざまある。


 でも観すぎ。


 しっかし、こんだけ観てきたわけだけど、それら全部の映画の感想データベースなんてホント作れんのか?
 ちょっと疑問になってきたぞ……
 とりあえず≪TSUTAYA Online≫でも同じことできるかなと思って登録してみたけど、できねぇらしい。
 使えねぇ。
 映画のタイトル思いだすのに履歴で検索しようと思ってたのに、これじゃなんの意味もねぇ。クーポンなんていらねぇから履歴を見せてくれ。
 やっぱ『allcinema』で一つひとつ探してくしかねぇのかよ……
 やってらんねー。


 でもやりてー。
 うん、やる。
 ぜってぇやる。
 とにかく映画が大好きさ。

  • December 3, 2007 7:24 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

今年の風邪、まとめ。

 今年の風邪は、案外たいしたことねぇ。
 インフルエンザなんつーのは結局、病院まで赴かねばわからんのだよ。
 ただただツレーからって全部が全部インフルエンザだなんて決めつけようもんなら、実家にいたころなんざ冬じゃなくてもインフルエンザなってたっちゅー話だ。


 まあな。
 発熱したのはひさびさだし、あそこまで鼻水が出たのも初々しく、非常に喉が痛む上に、咳やこんこだ。おまけに胆の量がハンパじゃねぇ。煙草のフィルターが胆でねっこり固まってしまうほどだ。ビビッた。
 それでもきっと、ただの風邪なんだろう。


 思えば俺様ったら、今までインフルエンザってやつにかかったことがねぇんじゃねぇか?
 風邪をひきやすかった分、常に風邪ひいてたようなもんだから、いつの間にか抗体もできまくって、風邪もそこまでひどくならなかったんじゃねぇか?
 だからめったに風邪ひかないやつが風邪をひいたら、要注意なんだな。
 君子危うきに近寄らずだ。そういうやつは隔離してほっとくのが一番。
 ホンマもんのインフルって、どんだけすげぇんだろう……ちょっと興味あるな。
 でもこういうこと言うとホントにかかるからやめとこう。
 映画でもよくありがちだけど、口にしたことは、いつかきっと現実として目の前に立ちはだかるもんだ。
 これってけっこう当たらずとも遠からずって気がしてならねぇ。経験からそう思う。


 本当に求め願うなら、それは口に出してきちんと声として言うべきなのだ。
 だれでもいいのだ。
 自分に言い聞かせるだけじゃダメ。
 ちゃんとだれかに伝えなきゃダメなのだ。
 でもそうすれば、いつかきっとそれは、現実となってる。


 俺様は“言霊”なんて信じねぇ。
 もしそんなもんが現実のなかで超然と存在してようが、そんなもんは霊じゃねぇ。
 れっきとした力だな。
 言葉で動かせねぇもんは、そのだいたいにおいてなにをもってしても動かせねぇ。
 人間も言葉で簡単に操れる。っつーか、言葉一つだ。言い方ってだけでも全然違う。
 言葉こそが“力”だ。
 お金にせよ愛にせよ、そこには必ず言葉があるっつーこったな。言葉なしには愛もお金も結局無力。


 なんだかもう世のなかが豊かになりすぎて、“目に見えないもの”に重きを置くって方向に傾きすぎてる。
 つまり、“本当に大切なものは、目に見えない”なんていうイメージが完成されつつある。
 愛にしろ信頼にしろ、友情にしろ優しさにしろ、なんにしてもそうだ。


 なんでだ?
 単に見ようとしてないだけなんじゃないか? むしろ“そういうものは見ちゃいけない”みたいな感じじゃないのか?


 なぜ愛に形があっちゃいけないの?
 家族はただの入れ物だったり器っていうだけで、そこにある絆や優しさ、思いやりのほうが大事なのか?
 いやいや、家族は家族だ。
 パパもママも子供も孫も大事だろう。じっちゃもばっちゃも、姉ちゃんも弟もいとこもはとこも、みんなみんなホントは大好きで大好きで仕方ないんだろ?
 家族も親友たちも今の昔の恋人たちも、みんなみんな愛してるだろう。愛して愛して愛してるだろう。
 たしかにそこにある愛や優しさは大事だ。
 でもやっぱりさ。
 たまに、ホントたまーに届く短い手紙が涙が出るほど嬉しかったり、ホントに腹へってるとき一緒にメシ食いに行っておごってくれたり、時には想い出だけでも生きていけそうな気がしてみたりもするだろう。


 目に見えないものの大切さに気づけるのは、やっぱりこれ、なかなかどうして見えるものがあってこそなんだよな。
 そうじゃねぇか?
 手紙をくれるのは、そこに愛があるからこそだけど、本当に嬉しいのは手紙だ。そうやっていつもなんだかんだで気にとめてくれてる家族っていう存在がいるからだ。
 目に見えないものに頼りすぎると、本当に目に見えるものの強さに触れられなくなっちまうんだよ。いや、触れたときにそれを素直に受け入れられなくなっちまうんだな。
 見えないもの、触れられないものに対して強くなれるほど、人間なんて強くなれねぇ。
 強さは、ただ弱さの反対なんて簡単なもんじゃねぇと思うのよ。
 見えるもの、見えてたものが見えないものに変わっていくさまを最後まで見届けることができるかっつーこと。


 愛する人の最期をきちんと見守れるかって話。
 本当の愛って、本当の強さっておれ、そう思う。


 目に見えるものの代わりなんて、たしかにいくらでもある。
 ものならまた新しいのを買えばいいし、恋人なんてまた別の恋をすればいいだけのことだ。答えもベストも一つじゃない。ただそのときの自分が知らないってだけなんだな。
 もしかしたらその新しく買ったものは前よりいいものかもしれないし、恋人もまた、もっともっといい恋をしてに最高の恋人と胸を張って言えるような人にめぐり逢えるのかもしれない。
 いつも新品で、いつも中古だ。
 答えもベストも繰り返しながら、その繰り返しのなかでそのときの答えであり、ベストになり得るってだけの話。
 でも、その代わりも結局は目に見えるものでしか補えない。そしてまた見えないものの大切さに気づけるようになる。想い出までが、目に見える触れられるものになっちまうわけだ。
 すがれるのは、いつもやっぱり目に見えるものだったり、触れられるもの、自分も実感できるものでしかない。


 自分が愛せる人、自分の大切な人、その全部が命なんだ。力なんだ。
 それは絶対目に見えんだよ。
 心なんて愛せねぇ。
 どんなに心のなかで愛や優しさや思いやりやその想いを叫んでくれたとしても、そんなもんじゃ動かねぇ。
 そんなもんは結局自分自身が愛しいだけなんだ。
 ちょっと喉が渇いたかなってときに缶ジュース1本買ってくれたり、ちょっと早足になってしまったときにうしろから袖を引っ張ってきたり、友達や仕事の愚痴を言ってくれたり、本気で怒ってくれたり、かけてくれた言葉は文字に置き換えて刻まれるんだ。
 やっぱそういうことに愛しさや大切さを感じんだ。


 そういう人たちを残して死ぬなんてできねぇ。
 残る人のほうがきっとつれぇ。
 最期はおれの顔を見て死ねばいい。この世の最後の景色は、おれにすればいい。
 それでもおれが笑わしてやる。
 そして最後に言ってやる。
「おれはだいじょうぶ。つらくねぇから」


 人を食らわば死までだ。

  • December 2, 2007 7:03 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

君となら、してみてもいいよ。

 そして風邪、第4日目。
 バランスが多少崩れ、咳が出るようになった。


 そういえば、かれこれ3日目からもう何年かぶり ──── いや、生まれて初かもしれまいに。
 マスクを装着してみた。
 隠れてコソコソならしたことあったかもしれんけど、マスク装着状態で人前に出たのはたぶん初。
 家を出るときにはつけてたかもしれんが、1つ目の角を曲がったときにはすでに捨ててたはず。
 小学生の男の子に、あんなカッコ悪いものつけろっていうほうが間違いなんだよ。


 バイト先で、行く途中に買ってったマスクを一日中つけてた。
 まあ、まわりに移すのがイヤっていうのもあったけど、他人から、しかも他人の菌をもらうのだけはもう二度とごめんだ。
 それなりにそれなりのそれなりなおざなりの女はいれど、大半以上がおっさんばっかだ。
 汚ぇ……
 結局は自分のためだ。


 コンビニではあったけど、しっかしいろんな種類のマスクがあるもんだ……サプライズで、実にアーメイズィング。
 正式名≪セブンイレブン・ジャパン≫はそれなりに豊富。後日うかがった“セイコーマンコ”は、やっぱりマンコだった。
 この日はとりあえず、3Dジーンズみたいな立体カットなやつを買った。
 それでいて、引っかけるやつがゴムじゃない。細いゴムのやつだと、長時間かけてると耳が痛そうだ。
 おまけに俺様は眼鏡等なため、耳に二重の負担がかかるのは避けたい。


 マスクっていいな。あれ、いいな。
 なんとなくそんな雰囲気かもしだしてるやつが、いちいちしつこかったので、“懐かしいか、こういうの?”って言ったら、「おれはそういうんじゃない。純情少年だ」って月並みな返しをよこした。
 つまんねぇ……実につまんねぇやつだ。
 おっと、そうじゃねぇ。
 マスクっていいのだよ。とても助かった。


 空気がいつもよりきれいに感じた。
 “空気がうまい”とは、こういうことを言うのか……
 とは思わなかったけど、鼻の通りがよくなった気さえした。


 ただ!!
 メガネが曇るのだ。
 外は寒い。ものの1分と満たない短時間だったとしても、がっつり凍てつく。
 そんななかで鼻息がマスクの上から漏れると、思いっきりメガネが曇りやがるんだよ。


 なので、立体カットで、なおかつノーズパッドつきのマスクを買ってみた。
 鼻のところに、鼻の形をしたスポンジ搭載のタイプ。
 吐息が漏れない仕掛けで、しかもぴったりフィットする。
 すこぶる快調。本当に曇らない。
 たしかにかけかたがズレてたりすると漏れたりするときはあるけども、どんなに荒く呼吸してみたところで、ちゃんとぴったりつけてれば曇らない。
 恐れ入った!!


 ということで、あの職場なら、マスクは今後もずっと常備な気がしてきた。
 汚ぇし、おっさんばっかだし、ハタから見りゃ風邪だと思って話しかけてもこなくなるだろうし、余計にしゃべる必要もなくなりそうだし、ヒゲも隠せるし、いざとなりゃ煙草のフィルターもプラスされることにもなる。
 まさかこんなにいいもんだとは思わなかった。


 でまあ、あとは、潤いをプラスした“潤いマスク”なる就寝用のマスクがあったので、今度試してみようと思う。濡れてるらしい。
 寝てる人間に濡れたティッシュをかぶせると死ぬっていう話だけど、マスクならなんでもないだろう。っつーか、死ぬようなもん売らねぇだろうしな。
 マフラーも最初は最悪だったけど、きっとマスクして寝るのも結局慣れだろうと期待してる。
 それでチリとかホコリとか菌が防げて、しかも潤った睡眠が約束されるんなら、ホント願ったり叶ったりだ。
 うん、絶対試そう……


 ………


 ……あ、そうだ。
 先にタイトル書いたくせに、内容まちげーた。
 別に無理してもいいのは、マスクじゃねぇの。


 映画。
 映画だ。
 さらに言えば、DVD。


 この週末、≪GEO≫さんが“旧作80円”というキャンペーンをやってたわけ。
 そりゃ行くだろう。映画の虫がそれを逃してどうすんだっつー話。
 たしかに具合はかんばしくなかったさ。雪も降りやがって、むしろよくなかった気もしないでもない。自転車だし、行く気も失せかけた。鼻水も止まらねぇ。
 でも風邪なんていっときのもんだ。
 でもそれはそうじゃねぇ。


 俺様は、我が人生において、たいがいのなにごとにも無理はしない。友達にしろ恋愛にしろ家族にしろ他人の冠婚葬祭にしろ、無理なもんは無理だ。
 でも映画だけはそうじゃない。
 まあ、何度も言うようだけど、DVDな。
 映画館は大嫌いだ。
 人が邪魔だ。音もムダにデカすぎるし、音響効果なんてあそこまでいらねぇ。
 映画の迫力なんて、出てる俳優さんの演技とかセリフとか空気感で決まるもんで、まるで音じゃねぇ。
 むしろ、サラウンドとかホームシアター程度でも、BGMとか効果音ばっかがデッカくなって、声が小さくなりすぎて好きじゃない。会話を聞こうと大きくしても、一緒にBGMとか効果音も大きくなるから意味がねぇ。
 爆発音があっちのほうから聞こえようが、小さな足音が背後から迫ってこようが、小鳥のさえずりが天井突き破ったところから聴こえてこようが、映画のおもしろさには変わりねぇ。
 音響ならステレオが一番ぐらいにすら感じる。


 なにがどうしても観たいもんは観たい。
 現実のほうが複雑になりすぎた。
 あまりにも情報が多すぎてメッセージなんて何一つねぇ。
 なにも感じれなくなる。
 ただ時間を消化してくだけになりがちになってしまう。
 時間でいろんなものを区切って整理して、いろんなもの、いたるところにあるメッセージを見落としてしまう。
 複雑になりすぎると、余計なものまで取り込んでしまうようになる。
 なにも捨てられなくなってしまう。
 “モノが豊かになると心が乏しくなる” ──── そうじゃねぇ。
 きっと、心も豊かになりすぎてしまうんだと思うわけ。


 でも映画やフィクションは違う。
 現実だっていつもそうだ。
 実は長くつづく人生のワンシーンが心に刻まれるだけにすぎない。
 そこからいろんな場面が派生してたり、時には枝分かれしてたり、また一つの場面と結びついてたりする。
 それが映画だ。
 ワンシーン。
 そしてそれらの結びつき。


 求めるんだな。
 心が豊かになりすぎてしまうと、なにも求めなくなってしまうわけだ。そして、それが美徳とされがちになる。美しいことみたいに言われる。
 “清貧”なんて言葉もあるけど、そんなもん本当に望んでる人いねぇだろ?
 リッチになる前の段階で、そのあと美談になるってだけだよな。


 現実には無感動なのに、とある映画では大泣きして、またある映画では爆笑してな。
 たぶん豊かになると、ちょっとだけ貧相な部分が欲しくなるんだろうな。ただし、垣間見るだけ。
 求めんだ。
 心がな。
 求めることをやめないこと。


 現実には、“事実”しかない。
 でも、フィクションには、“真実”がある。
 おれは、それが好き。


──── だから君となら、してみてもいいと思ふ。    By Matsuda(Utada)

  • December 1, 2007 9:02 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

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