やっぱつまんね。
『スーパーナチュラル』、ダメだあれ。
先が気にならねぇって、連続ドラマじゃ致命的なんじゃねーのって。
ただなんかアメリカあたりの“都市伝説”に便乗してるだけっぽい。
そこにお父さんの失踪だのミステリーだのの要素を強引な感じでくっつけて展開させてるだけのような雰囲気がす。
1話ごとのタイトルもメインになる“都市伝説”にのっとったもんだし、悪魔とか霊とかに使ってるCGもお粗末な感じするし、なんか観てて飽きてくる。
ドキドキもしない。ハラハラもしない。怖くもないし、おもしろくもない。
かといって、そこまで完全に退屈ってわけでもないから、さらに質が悪い。
まあ、『24』と比較するのは酷かもしれんけど、あれにもあった“Previously Super Natural”っていう前回までのあらすじの編集がヘタだ。
あと、ほかの映画のパクりみたいなシーンっつーかコンセプトっつーか、そういうのもプンプンする。
『水辺の恐怖(Dead in the Water)』はいろんな扱いが『呪怨』っぽかったし、『鏡の中の真実(Bloody Mary)』は、完全に『リング』の貞子だった。>そのうち“目”見せんだろ?<まで思った。『偽りの十字架(Hook Man)』なんぞ、『スクリーム』まんま。
ホントこのままの調子なら、本気でもう観る気がしない。
Yさんのオススメどおり、『エイリアス』が観たいわ。マジで。
なんだかなぁ~……
なんとなく、この物語の売りは、あくまで主演のイケメンさん2人のような気がしてならない。
たしかにカッチョイイ。
個人的には、ディーンのほうがタイプだな。サムは、ちょっと優等生な雰囲気ありすぎる。
賢いインテリジェンスな雰囲気あるのはゲロ好きだけども、なんか違う。スカしてるわけでも、ひけらかしてるわけじゃないんだけど、あの雰囲気がもう鼻につく。
ディーンはなんとなくバカっぽいっつーか、自分勝手で自由でわがままな感じでいるけども、頭よくてインテリジェンスな空気は十二分に伝わってくる。
あそうだ。
あと、とっても気になることがもう1つ。
ストーリーの雰囲気というがジャンルというか、扱ってるものがものだけに、それとは対照的な空気っつーかやりとりっつーか、ノリだな。そっちに持っていこうとするのが強引だ。
おもしろくしようとするのはわかるさ。
『フレンズ』とかああいうノリも盛り込めれば、おもしろくなるのは確実だ。
でも、そっち、軽快で軽妙なかるい雰囲気、さらには海外ドラマの流行もやっぱ若者世代だろうし、そこにウケるようなノリにしようしようとして、無理やりな会話というかやりとりが目立つ。目立ちすぎる。
っつーか、唐突すぎて「は?」ってなる。
まあ、それもまた若い二人がメインで展開していくから当然かもしれんし、それが実際のアメリカンなノリかもしれんけど、なんだ?
あれだあれ。
なんかそこで急に意識が切り替わってしまうわけ。
それが狙いなのかもしれないけども、なんか拍子抜けするような、それまでの人間模様とか出来事とかをササッと箒で掃かれちゃうような、それでいて集めたゴミはそのまんまみたいな、なんつーかな……
たいして燃えてもないけど中出しして入ったまんまの状態で、上から「あ、そういえば買い物行きたいけど……」ってさりげなく腰振られてる感じだな。
“都市伝説”のほうが出しゃばりすぎてて、肝心の人間関係が薄っぺれぇ。
せっかく家族で、兄弟っていう人間模様の濃そうな設定なのに、そこも薄い。
そのへん『24』はすごかったな。
テロがメインではあったけど、CTU内の人間関係が濃いーのなんのってもう……いや、内外の人間関係もしっかりしてたな。
まあ、『ビバリーヒルズ』シリーズばりに“身内食い”だけども、それがまた状況とも相まって複雑にからまってくるあたりがよい。
そういえば、ここんとこずっと『24』漬けで、あまりにもトニー見すぎてたためか、トニーのモノマネできるようになっちまったぜ。
嗚呼、ホントしょうもないしぐさまでカッコいいぜ、トニー……
とにかく『スーパーナチュラル』は、俺様にとっちゃ内容がペラい。
なんかあれなら『Xファイル』観てるほうがまだおもしれぇ。
中途半端に現実的で、中途半端にスーパーナチュラル。
なんか全体的な作りと展開が、結局すっげぇ中途半端なんだな、たぶん。
これからがおもしろくなってくのかもしれんけど、イマイチ。
とりあえず、“SEASON 2”のレンタルは、しばらく経ってからでも問題ない感じで落ち着いたな。
さて、んじゃあ『エイリアス』でも観に行ってくっかなぁ~……
あ、ついでに気になりまくってる『CHARLIE JADE -チャーリー・ジェイド-』も借りてくっかな。
- December 19, 2007 7:40 AM
- [ ゲロ古 ]