月別 “ April 2007 ” 列挙

“ April 2007 ” に書き連ねた俺様日記の数々。

Shy...

 ウメくん、ごめんなさい。
 ゴミ出すの忘れてました……


 そんなわけで、今度の木曜日は、ちゃんと出しておきます。
 それまでは、納豆やキムチ、めんみな手羽元の骨の芳醇かつ濃厚な香りが漂いますが、なんとか見て見ぬフリをお願いします。
 許せ。

  • April 30, 2007 1:54 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

“PREMIA Caffe Latte / 芳醇ラテ”を手にした日。

PREMIA_CaffeLatte いつもの≪セブン・イレブン≫で見つけたいつもと違うカフェ・ラッテ……


 “PREMIA Caffe Latte”


 気づけば、袋に入っていた。


 “PREMIA Caffe Latte”


 高級そうな外車の運転手さんみたいな真っ白いパッケージのあいつ。そう……


 “PREMIA Caffe Latte / 芳醇ラテ”


 美味いな、これ。
 パッケージも上質。高級感がある。なんか心地よく手にザラつく。
 それでいて美しい。オシャレな雰囲気がグッとくる。


 でも、最初のひと口だけだった。
 いつも飲んでるやつのほうが“飽きない美味しさ”ってやつな感じ。
 こちら、飽きるまで飲んだのかって言われたら、それはまた別のお話なんだけど、なんとなく最近の風潮“高級志向”の延長のような気がしてならない ── なにかとこの“プレミア”って言葉をお見かけする。“プレミアム”とか。
 なんかエスプレッソの資格“バリスタ”とやらが流行れば、なんでもかんでもエスプレッソにちなんだものが出てきてた。コーヒーメーカーもエスプレッソ専門みたいのが出て、カフェラッテもエスプレッソ味が多くなり、缶コーヒーでもエスプレッソなんとかっつーのが急に増えた。
 とはいえ、ただ単に俺様にとってこの味は、ちょいとばかり苦いっつーだけの話。


 ちょいと前までは、カフェラッテでも“キャラメルマキアート”とか“キャラメルバニラ”とか“メープルカプチーノ”とか、冬限定なのか知らんが“ホワイトチョコ”だかって甘いのばっか飲んでた。
 ただ、それには飽きたわけだ。飲みすぎた。甘いのばっか。甘いのばっかじゃブクブクブクブク太るだけなんだな、これが。
 あっちの意味でもこっちの意味でも、いろんな意味で太るわけよ。
 で、徐々に徐々にそこが気になりだしてくるわけよ。最初はただ美味いとか思って気にもならなかった部分がよ。
 人間、不思議なもんでさ。飽きてくると、それをそれとは気づかないように、ほかの部分で粗探しをし始めるんだな。あるいはいい部分な。ヤな部分だなぁ~と思う。


 贅沢はたまにでいい。いや、そのほうがいい。
 いっつも贅沢してっと、それに体や頭が慣れちゃって、それより下に自分がなれなくなっちゃうのよ。たとえそれが背伸びだったとしてもな。
 で、それより下のものは、全部自分のほうが上って思ってしまうわけだ。“マズくて飲めない”とか“飲みたくない”とか、ちょっと美味いと思っても“飲める”っていう程度に自分のなかでとどめてみたり。
 そこにあまり感じのよくないボーダーラインみたいのができてしまうのよ。
 それはつまり“なんでこの俺様クラスがこんなの飲まなきゃいけないの?”みたいなな。
 オォ~・ヴェリー・がっつり・感じ worry。
 贅沢ってのは、きっとちょっと心が潤うぐらいがちょうどいい。


 そんなわけで、さらに苦そうな“PREMIA Caffe Latte / 薫るエスプレッソ”を手にとることはないでしょう。
 “薫”って字はすこぶる好きだけど。

  • April 29, 2007 1:53 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

≪なか卯≫より“ギバサみそ汁”は旨い。

GIBASA_SOAP ≪なか卯≫で見つけた“ギバサみそ汁” / 100円也。


 旨かった!!


 たしか期間限定だった気がする。
 体にいいことは、とりあえずなんでも試してみることにしてる。サプリメントとかも、あんなに高くなきゃ、今ごろ数十種類と飲んでることと思われる。


 今、現時点での理想を書いておくと、こうだ。


 “野菜一日これ一本”という野菜ジュースと、カゴメの緑黄色・緑の野菜ジュース、そして緑効青汁。
 サプリメントは、【FANCL】さんのとDHAさんのやつを、ほぼオール飲ワン。


  • ニンニク(無臭加工)

  • ローヤルゼリー(カプセル)

  • L-カルニチン

  • ビタミンB群

  • マカ

  • 快視サポート

  • ブルーベリー

  • 植物性GABA100

  • DHA

  • いちょう葉

  • 記憶サポート

  • ビタミンE ナチュラルミックス

  • ナチュラビオ

  • セントジョーンズワート

  • 快眠サポート

  • からだにしっかり 届く / 亜鉛

  • 大豆イソフラボン

  • リズムサポート

  • さらさらサポート

  • 糖値サポート

  • クロレラ

  • スピルリナ

  • からだにしっかり 届く / マルチミネラル

  • マルチビタミン

  • グッドチョイスW(WOMAN)

  • パーフェクトスリムα

  • マルチアミノ酸

  • スリム スマイル

  • テンスアップEX

  • ブライトエイジEX

  • ヒアロプレミアム

  • クリアコントロールAC

  • ビタミンC アセロラ配合

  • どこでもビタミンC&B

  • ホワイトアドバンス


 DHAさんのは、面倒なので割愛。
 と思ったら、【DHC】さんでしたな!! おっと、それは失礼。
 あとは、“鮫肝海王(鮫肝ポセイドン)”と“雪待にんにく卵黄”と“DHA&EPA+セサミンE”と“やずややずや 熟成やずやの香醋”と“SULFEE K わさび&オリーブ”と……
 って、いっぱいありすぎじゃけんのぅ。


 で、それらすべて、朝食で完了。
 つまり、朝食はすべてサプリメントと健康ドリンコで終える。


 いや ── ちょっと待てよ?


 夜、寝る前に飲んで、成長ホルモンと一緒に活動させたほうがより効果的かつ効率的、および合理的じゃねぇか?


 そんなわけで、話が大きくエビ逸れてしまいましたが、ここでは、このたび飲んでみたギバサみそ汁の“ギバサ”について調べてみた。



ギバサ

正式名称 ── アカモク

  • 海藻。
  • 伝統ある秋田県の名産品。
  • ノンカロリーなのに栄養価はワカメと同等レベル。
  • けっこうなネバネバは【フコクイダン】という成分で、腸内をきれいにし、便秘の解消に効果があると言われてる。「口臭・体臭」予防にも効果がある。
  • 免疫力の向上点としては、花粉症、アレルギーの緩和、糖尿病などの予防にも効果があるんだそうだ。
  • ギバサに含まれる主な栄養素
    • ポリフェノール:免疫力向上
    • フコイダン:成人病予防、アレルギー改善など
    • ビタミンK:骨を強くし、骨粗しょう症の予防にも効果


GIBASA_DIS とまあ、こんな感じらしい。ちなみに、この写真は“ギバサみそ汁”の容器に貼ってあったシール也。チョロッと説明チックなことが書いてあったので、撮ってみた。


 ≪なか卯≫で飲んだこの“ギバサみそ汁”でも、けっこうなネバネバ感が垣間見える。
 函館だったか網走だったでとれる“がごめ昆布”に比べると、たいしてそうでもないように見えるけど、おくらとかよりは、ずいぶんな粘りかなと。
 “がごめ昆布”は、インスタントのみそ汁にちょびりケッツ入れると、味噌と汁が、その粘りで完全に分離するほどのネバネバなのだ。
 あれには最初、本気でビビッた。食べてみると、あまり美味しく感じるもんじゃ~ないけども、そうとう体に良さそうな感じはする。
 しかも、高い。


 なので、この“ギバサ”のほうは、まあ、実際にスーパーとかで袋詰めになって売ってるとこはまだお目にかかったこたぁ~ないけども、なんだかお手ごろな値段みたいだし、ここ何年かの健康ブームにもいい食材かなと思う。
 しかも、味にクセとかがごめ昆布みたいな強烈な粘りっていうわけでもないので、簡単に日頃の食卓に並べることもできそうなもんだ。
 酢の物とか良さそう。酢の物の添えとか。納豆に入れたら、なおさら良さそうな非の打ちようがない気がする。
 “がごめ昆布”が見つからないときは、今後こっちの“ギバサ”を買おうかしら。


「あらやだ、三条さんとこの奥さ~ん」
「あら、奥田さんちの奥さ~ん。どうしたの? このお店に来るのめずらしいわね」
「そう? なんかお野菜が安いってチラシに書いてたもんだから」
「あ、そうそう。わたしもそれで来たのよ。あら、お大根、1本で80円ですって」
「えー!! それは安すぎじゃない? でもそんなにあっても……あ、そういえば三条さんとこの奥さん、“フコイダン”って知ってる?」
「え? なにそれ、奥田さんちの奥さん ── あら、じゃがいも95円だわ。買っちゃお」
「あら、三条さんとこの奥さん、知らない? 最近なんかけっこう健康ブームじゃない?」
「え? うん、そうよね。私たちはもうけっこうあたり前に知ってる栄養のこととか、また今さら見なおそうとかね。奥田さんちの奥さんはなんか気にしたりしてるの?」
「そうねぇ、うちは旦那がお酒けっこう好きな人だから、普段の献立は野菜中心にしてるかなぁ~。子供たちはやっぱりお肉好きでしょ? でもその分 ── あ、セロリ98円 ── やっぱりたくさん食べるけど、お野菜って食べないじゃない? だから少量でも栄養価の高い野菜でサラダを作ってるわ」
「へぇ」
「三条さんとこの奥さんは?」
「う~ん」
「なにか心がけてることとかあるの?」
「うちはそういうのあんまり気にしてないかなぁ~。できるだけ化学調味料は使わないようにとか、好き嫌いがなくなるように、いろんな食材でご飯作るようにしてるっていうぐらいかしら」
「そうよねぇ~。でもそれって、けっこう難しいんじゃない?」
「そうなのよ」
「で、それが一番効果的かもしれないしね。いろんな食材使ってれば、自然と栄養もたくさんとれるだろうから」
「あ、そっか」
「やっぱり栄養のことばかり考えると、どうしても無意識のうちに使う食材も偏ってきちゃうものなのよ」
「難しいわよねぇ~、お料理って」
「そうよねぇ~」
「ところで、奥田さんちの奥さんが最初に言ってたあの ── “富国強兵”? 違うなぁ……“フコン”、ううん……“フトン”……“フンコロガシ”? なんだっけ?」
「ああ、“フコイダン”?」
「そう!! そうそう、それ。それって、なんなの?」
「ああ、つい忘れてた。ワカメとか昆布とか、海藻ってヌメヌメしてるじゃない?」
「うん」
「それのこと」
「ふぅ~ん、それを“フコイ” ── フコ、フコイ、フコイダヌーチオ?」
「“フコイダン”ね。ダヌーチオって」
「最近スペインのフラメンコダンサーでイケメンさん見つけたのよ。それで?」
「あ、そう、それで、その成分っていうか、海藻がまた今見なおされてるんですって」
「なにか効果あるの?」
「免疫力が上がったり、成人病の予防にもなるんですって。で、その“フコイダン”が一番含まれてるのが、もずくなんですって。昆布の約5倍らしいわよ」
「へぇ、そうなんだ……って、レタス1玉で114円ですってよ、奥田さんちの奥さん」
「あらホントだ。三条さんとこの奥さん、いくつ買う?」
「奥田さんちの奥さんは?」
「私はそうだなぁ~、2つかな。じゃあ今日は、レタスでじゃがいもとほうれん草で酢の物にしようかしら」
「あら、そんな組み合わせで美味しいの?」
「そう、美味しいのよ、これが」
「ホントぉ、じゃあ今度うちでも試してみようかしら。じゃあ私は3つ買っちゃおうかしら」
「え、そんなに? なにするの?」
「レタスの、お・で・ん」
「ええーーーーーーーーーーーーーーーー!? おでん? そんなの初めて聞いたわよ、三条さんちの奥さん。どやって作るの?」
「じゃあ、今度うちに遊びに来たとき教えてあげるね」


 意味わかんね。

  • April 28, 2007 1:53 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

『Yahoo!BB』解約できたどー!!!!

 本日、晴れて解約完了也。
 いやぁ~、実にHAPPYだ。嬉しい限り。
 余計なもんを切り捨てるって、なんて気持ちがいいんでしょう!!


 と、ここで前回の記事の訂正をしたいィ~!!


 “Yahoo!BB”さん、今はちゃんと電話つながりまっつん!!
 とはいえ、なんか担当してくれた山口さんの話では、移転の関係だったんだそうな。そんなこと書いてたような気もするけど、そうなんだってさ。
 んじゃ、ちょっと今日の話を多少ハショリつつな再現ドラマ。


「あのぉ~、“Yahoo!BB”の解約したいんですけど」
「はい。それでは、今お手もとにカスタマーIDはございますか?」
「あ、はい……」
 ねぇ。
 とりあえず全部解約しようとして全部の書類用意しといたら、ゴチャゴチャしてわかんなくなっちまった。
 みなさんも注意しましょう。順序よく重ねて書類は順番にまとめておきましょう。
「……あ、あった。で、あ、あれ? “YahooログインID”とは別ですよね?」
「ええ、そうで ──」
 必要なカスタマーIDは、書類の左上にありまっつん。“BBフォン”とか“予約受付日”とか書いてる紙。
 ちょっとわかりづれぇの。
 いろんな項目が並んでる上、紙の中ほどに、ちょうどその“YahooログインID”だかってのがあるんだな。もしかしたら違う名前かもしれん。とにかく、お間違えのなきよう。
 “カスタマーID”は、わりと長い数字の羅列。
「あ、ありましたありました」
 IDバック。
 そして必要な情報の確認。
「……はい。で、マツダタクヤです」
 まあ、自分の名前はもう公開しちゃってるから、わかりやすさ重視ということで。誕生日も訊かれたっけか? とりあえず登録したときの電話番号は教えたな。
「それでは今回、ご解約される理由を、差し支えなければ教えていただけますか?」
「あ、ああ、ええ……」
 ちょっとした座薬 ── いや、罪悪感を覚えつつも、きっぱり解放。
「……光なんです」
「あ、そうなんですか」
「ええ。なのでもう必要ないんです」
「そうですか。それはいつごろからですか?」
「え? あ、ああ、はぁ。あぁ~、いつだったかなぁ~……」
「あ、もうけっこう前なんですか?」
「あ、いや、そんなに前でもないです」
 山口さん失笑のご様子。
「速度のほうは安定されてます?」
「え? ええ、まあ……なんでですか?」
「いや、光回線というのはエンハンスドといいまして、1ヶ月か2ヶ月で速度が落ちてきたりすることがあるんですよ」
「へぇ~、そうなんですか」
「だいじょうぶですか?」
「ああ、だいじょうぶだと思いますよ」
「そうですか。それでは ── 嗚呼、2ヶ月無料キャンペーンの期間中なんですね。あ、そしたらぁ~……」
 なんだか受話器の向こうでお兄さんがゴニョゴニョ言ってた。
「……それはこちらで手を打てますので、少々お待ちください」
「はい」
 トゥルル~ル~ルル~……


「ええと、大変お待たせしてしまって申し訳ございません。それでは“その件”に関しては、こちらで手を打ちましたので、無料期間中に一度そちらの接続のほうの確認していただくということでよろしいですか?」
「ええ、はい。わかりました」
「ですが、まったくご利用されてないようなんですが、モデムも、一度も接続された形跡がないようなのですが……」
「ああ、はあ、すみません」
「まあしかし、5月までは無料なので、まずはそちらの確認のほう、してみてください。それで問題なければ、ご連絡いただいた日にすぐ解約手続きのほうさせていただきますんで。ご請求が発生することもありませんし、ご安心ください」
「はい。わかりました。ありがとうございます……って、え? なにを確認するんですか?」
「あ、その光の接続のことです」
 それからしばし“その件”に関しての説明が続いた。
 なんかキャンペーン中だと、まだ残りがあって、その途中で解約すると、場合によってはなにかしらの請求が出る可能性があるとかなんとか言ってたような……違う?
 キャンペーン中なんだからお支払いが発生っておかしくね? おれ、なに聞いてた?
 あ、光の接続速度に関してのことか?
 そうだそうだ。
 無料キャンペーンの期間中に、今俺様が使ってる光接続の回線状況を確認しとけよってこと。
 たぶん、もう必要ないからってことで聞いてなかったのかね。なんてわかりやすい耳なんでしょう。
 って、まるで要約できてないかもしれないし、もしかしたらまったく違う解釈かもしれないけど、たしかそんな気がした。
「ま要は、“無料なので”ということです」
 そうですね。ごもっともです。
「それではこの無料期間のあいだに光回線のご確認をよろしくお願いいたします。それで速度的にも問題なければ、後日またご連絡いただければ、ご請求などの件はこちらの、わたくしの権限で手は打ちましたので、すぐに無料のままでご解約の手続きをさせていただきますので、ご安心ください」
「はい、わかりました。ありがとうございます ── 」


 ── ん?


 ……0101001010010110100010100100101010101001……
 ……pjoid;oij\b\a@dfak`IOPFPODSKJ*][dfd@apf[odsa……


 ── ジャスタァモーメンツ、山口さん!!


「あ、あ、あ、あ、ああ、あの?」
「はい?」
「それって確認したらどうやって連絡すればいいんですか?」
「ああ、それはお電話でも封書でも書簡でも何でもよろしいですよ?」
「あ、そうですか……じゃあ、いいです。えぇ~……このまま解約しちゃってください」
「え? よろしいんですか?」
「ええ、はい。よろしいです」
「あ、ああ、それって、電話がつながらないということですか?」
「ん~……(YeeeeeeeeS!!)……ええ、そのとおりです」
「あ、その件に関しましては、大変申し訳ございませんでした。ですが、今はもう改善されましたので、すぐつながるようになりましたので、だいじょうぶですよ?」
 約ひと呼吸分の間。
「平日の昼間はつながりやすいと思います。朝の10時からなんですが、今日もその10時ごろなんて全然電話が鳴らない状態だったので、朝方すぐにお電話いただければすぐにつながりますよ。ご安心ください」
「いや、こないだも時報できっちり計って10時に電話したんですが、ずっとつながらなかったんですよ」
「あ、3月4月は、ちょっと移転の関係でつながりにくくなってたかもしれません。大変申し訳ありませんでした」
「ああ、いえいえ。でもまあ、このまま解約しちゃってください」
「あ、よろしいですか? 光に変更された方で、速度が安定しないからやっぱり解約はキャンセルしたいという方、けっこういらっしゃるんですが、よろしいです?」
「ええ、よろしいです」
「はい、わかりました。差し出がましいこと申しまして、大変失礼いたしました」
「あ、いえいえ、そんな。ありがとうございます」
「それでは無料期間中ですが、このまま解約ということで手続きしてもよろしいですか?」
「はい。よろしいです」
「はい、かしこまりました」


 あとはもう、“解約”という目的に向かってまっしぐらだったかな。
 送られてきたモデムとかのYahoo!BBセット返却についてとか、BBフォンは使えなくなるとか解約与える影響とか。有料コンテンツの解約は“ウォレット”からできるとか、YahooID、オークションは使ってるかとか“@のあとがyahoo.co.jp”のメールアドレスは引きつづき使えるので、もし差し支えなければご利用くださいとか……
「それではここまででなにかわからないことはございましたか?」
「いや、特に……あ、あの」
「はい?」
「あのですね? “Yahoo!グルメ”というのも解約したいんですが、どうしたらいいんでしょう?」
「え? “グルメ”にもご加入されてるんですか?」
「ええ。なんか一緒に入ったみたいです」
「そうですか。ですが、こちら、わたくしどもでは“BBグルメ”というサービスは扱っておりますが、“Yahoo!グルメ”というサービスはございませんが、だいじょうぶですか?」
「あ、そうです。それです、それ。“BBグルメ”です」
「そうですか。ありがとうございます。ですが、それはまた別の扱なので、“BBグルメ”の解約にはまた別の番号におかけいただくことになるんですよ」
「あ、そうなんですか」
 間がしばし。
「もしよろしければそちらの番号お伝えしましょうか?」
「ああ、お願いします」
 Googleの“付箋”機能って超便利!!


“BBグルメ”の解約番号 : 0120-199-981


 っつーか、そういえばこの番号、ケータイからでもつながったなぁ。
 “Yahoo!BB”さんもそうしてほしかった……


「それでは松田様の“Yahoo!BB”のご解約手続きは、担当山口がしっかりとお受けいたしましたので、ご安心ください」


 とまあ、そんな感じで、無事に本日、“Yahoo!BB”の解約完了!!


 まあまあまあまあ、いやぁ~なんとも!!
 なん~~~~~~~~~まら丁寧です。
 まあ、けっこうカットしたにせよ、多少のセールストークは当然だから目を伏せるとしてもだ。
 それに、なんかそういうふうに対応するよう徹底した訓練がなされてるのか、やはり仕事という意識の高さからなのか、はたまた単にそういう性格だったのか……


 まあ、そのへんは実際知らんが、応対に“遊び”っちゅーもんがない!!
 余計なおしゃべりが一切ないの。
 カスタマーデスクとお客という立場で接してはいるものの、電話の嫌いじゃない俺様としては、やっぱ必要以上に仲良くなりたい!! ここは譲れない!!


 おしゃべりしたいじゃない。解約はするけど、ちょっと別の話もしたいじゃない。それでちょっと息抜きしてほしいじゃない。やっぱ疲れるじゃない、客の対応ばっかじゃさ。
 そこが唯一の残念だった。


 が、しかし……


 もうもうもうもう、嫌味なぐらい親切で丁寧ったらありゃしない。
 ビビッた。


 そうそう。
 で、“電話がつながらない件”なんだけど、つながるわ。
 まあ、多少、自動応答が始まってから待ったものの、正味3分ぐらい!!
 あ、こんなの待ったうちに入らない?
 うん~……たしかに。前回の待機時間に比べたら、もうチーターと蚊ぐらいの差!!
 盲進的な接続速度でございますよ!!


 やるじゃない、Softbankさぁ~ん!!


 とはいえ ── ぱふぅ~ん。


 “Yahoo!BB”の解約手続き担当の山口さんの懇切丁寧な対応に比べ、“BBグルメ”のお姉さんのおざなりな感じったら!!
 もう慣れてんだかなんだか知らんが、声のトーンに“女”を感じなかった。なんかもう、くたびれたおっさんだった。
 ぞんざいというか、おざなりというか ── たぶんディスプレイにペさん映してたな、ありゃ。ペさんにゃ負けるよ、そりゃ。
 でももうちょっと、俺様に“女”を見せてくれ。


 なんかもう、そんな経験、初めてさ。
 店員さんというか、お話、特に電話のおしゃべりで女より男のほうが後味よかったの。
 女っていうだけで後味はいいもんなんだが、今回ばかりは……今回ばかりは違ったな。


 しかーし!!
 気だるい女も嫌いじゃ~ない。


 そんなわけで、もう自分じゃ必要ない事項ではありますが、もしかしたらそこらへんで困ってる人もいるかもしらん。
 “Yahoo!BB”の解約手順を記しておこうよ、俺様。
 皆様のために。


1. まずは電話。


  • 一般電話から:0800-1111-820(タダらしい)

  • 携帯電話・PHSから:03-6688-1970(タダじゃない)

  • Yahoo! BB電話加入権不要タイプの人のみ:050-1120-1231(BBフォンからだけタダらしい)


 そう考えたらとりあえずBBフォンだけでも使っときゃ良かったよな……男でも、後悔、朝に勃たず。


2. すかさず“6”をプッシュ。
3. 間髪おかずに ── それでご飯は食べられないが、“5”をプッシュ。
4. その後はもう担当のお兄さんかお姉さんかが出てくれるまで、ただひたすら待つ。
  ── このときSoftbankさんから送付されてきてるはずの“重要なお知らせ”って書かれた紙を準備。左上には“ご登録情報”とある。項目としてはこうだ。上から順番にいこう。


  • “お申し込み受付日”

  • カスタマーID

    • おっ、ここの記憶、間違ってないじゃない。やるな、おれ。あ、でも、全然中ほどじゃねがったらしい。悪しからず。



  • お申し込み者氏名

  • お申し込みいただいたサービス

  • インターネットサービスプロバイダーID

    • そう、これよ。このIDと、この解約手続きに必要なカスタマーIDを間違えないように。



  • パスワード

  • 申し込み電話番号

  • BBフォン「050番号」


 あとはブラーブラーブラー……もうめんどくせぇわ、さすがに。
 ここまで書きゃ、どの紙かわかんべ。


5. そして、しゃべりにしゃべって、なんとか解約にこぎつけてください。


  • なにかとYahoo!BBを続けていただこうという健気で一生懸命な姿勢がうかがえるので、負けないように。


6. モデムやなんかの返却準備 ── もし開けたあとでもその箱が使えそうならそれでもいいんじゃないでしょうか? “なにか箱に”って言ってた。

  • 〒210-0869 神奈川県川崎市川崎区東扇島19-2-613 SoftBank BB モデム係 宛


※その返却の際、なんだかどこぞの業者さんが集荷しに来てくれるんだそうな。その日は、この電話をかけた2日後で、どこか都合のいい日らしい。時間帯の指定もできる。


 そうそう、なんかいつの間にやら“返却期日”っつーのができるらしく、それまでにモデムとかを上の場所に返さないと、無線LANのカードで8000円、ターミナルアダプター(TA)では8000円、モデムともなると“16000円”もとられるらしい。修理とかだと、一律7500円也。
 そんな具合に、なんだか“違約金”っつーのが発生するらしいので、くれぐれもおかしな真似はしてくれるな


 きちんとした言葉で、さらに詳しく知りたい方は、こっちの『BB会員サービス│ソフトバンクBB株式会社のサイト』を見てみて。


 そんなわけで、『おれとおまえの“Yahoo!BB”プロジェクト』は、2日後の午前中にて完了を迎えそうです。


 んじゃよぉ。
 だったらせっかくだし、おまけに“BBグルメ”の解約も書いとこうか。


  1. まずは“0120-199-981”へ電話。

  2. しゃべる。

  3. 完了。



  • カード返却のための住所

    • 郵便番号103-0007 中央区日本橋浜町2-35-4 日本橋浜町パークビル3階

    • 株式会社マーケットフェイス




 それを書いて、裏面に自分の名前と住所を書いて、送られてきたカードを封筒に入れて、80円切手を貼っつけて、ポストに入れて、カフェラッテ買って、帰って。


 これでバッツリ。

  • April 27, 2007 1:52 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

新たなはてなアビリティー“スーパー続きを読む記法”。

 それは ──


 スーパー続きを読む記法【 ===== 】 : 見出しも含めてその後の内容を「続きを読む」にします


 嗚呼、なんと素晴らしいんでしょう!!
 俺様のブログ人生で、初の“続きを読む”が登場した。


 こんだけ長文書いてっと、当然、トップページも猛烈な勢いで長くなる。
 たった8日分しか表示さしてないのにだ……ビビる。


 あとは、これ。


 リスト表記【 +, ++ & -, --】 : まんまじゃ。


 しかしながら、使ってみたところ、実際にはイマイチ。
 使えないわけじゃないけど、リストのなかにまたリストを使いたいってとき、使えない。特に、番号つけたいリストな。連番にならねぇ。
 ホントただのリストにしか使えねぇ。


  1. 揉む。


 いやぁ~ん!!

  1. 脱がす。


 ん~、たまらん!!

  1. 電気つける。


 さらにたまらん!!

  1. 開いてみる。


 もぉ~~~~~たまらん!!

  1. 覗いてみる。


 嗚呼……


 ……みたいに“独白”的な使い方ができんのじゃ。だから普通に“1,2,3,4...”って番号打ったよ。めんどくせぇ。
 そういえば昨晩、バイト中にあられが降ってきた際、普通にしゃべって伝えればいいものを、“なんか今、あァられやコンコンしてきてるよ”っていちいち音程つけてみたぐらいめんどくせぇ。
 ってことは、リストのマーク ── 一瞬、最後に“ン”って打ってしまいそうになったが自粛 ── をアルファベットにしたいってときはなんて書けばよろしおま?
 ここでまた自粛。


 そんなわけで、今後の長文に際しては、このたび新たに習得した“続きを読む”ってやつをうまいこと駆使していこうと思いまっつん。
 初の試み……ワクワクすっぜぇー!!

  • April 26, 2007 1:51 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

Movable Typeに挑戦。

 “MT”の勉強開始。


 “MT”とは、『アーマードコア』シリーズのザコ的のことじゃ~ないぞ?
 “Movable Type”だ。
 もう巷でもかなりの普及率を見せている“ブログ”の本体プログラムといっても特に否定はされなさそうだ。


 今まではそう、やっぱり“HTML”で、今はなんかXMLベースというか、その派生系ともいえる“XHTML”っていう言語にアップグレードしたらしいけど、それでホームページを地道に作ってくってのが主流だった。


 でも、ここへきて変わったらしい。
 HTMLの知識なんてこれといって特に必要ねぇ。
 簡単だ。実に簡単。
 記事を書くのは、ただWordとかワードパッド、メモ帳とかのワープロソフトで文字打ってくのと大差ない。デザインを変えたければ、CSSをイジればいい。それはHTMLとはまた微妙に違う。
 さらに深く、すべてにおいて自分らしさを打ち出したいんなら、HTMLの知識も多少必要ってぐらい。


 で、なんで今さらわざわざそっちの本家本元のプログラムのほうの勉強なんざ始めようかと思ったかってーと、まあ、カッコよく言えば、スキルアップ。平たく言うと、興味のみ。
 cgiのカスタマイズですら大変な苦労をしたってのに、なぜまた新しいことに挑戦しようなんて思ったか……やめればいいと自分でも思う。
 でも、それはそれで楽しそうなのだな。


 まったく知識のない新しいへのチャレンジってのは、嫌いじゃない。
 悟空がメチャメチャ強いやつに会ったとき、相手に「怖いのか?」って言われて、「い~や、オラ、ワクワクしてんだ」って答える感じだ。オラもそんなときはカカロットになれる。


 とはいえ、こちら“Movable Type”を配布してくれてる『Six Apart』さん(http://www.sixapart.jp/movabletype/mt3/)を見てみたら、HTMLとは、記法も仕様も違う。全然違うじゃない。
 オラ、さらにカカロットになった。


 設定に、とりあえずcgiの知識が多少必要そうだけど、こりゃ楽しみだ。
 とはいえ、cgiの“知識”なんて言えるほどのもんでもないんじゃない?
 “コピー&ペースト”だな。とりあえず日本語が読めて、ワープロの知識がありゃできそうなもんだ。
 cgiはホント死にかけたけど、こちらはそうでもないっぽい。むしろ、まったくゼロからのスタートだから、わりとスムーズに入っていけそうな気もしないでもない。
 っつーか、これも結局は慣れと暗記だろうなと思う。
 いや、“慣れオンリー”かな。


 しかしねぇ~、やっぱ今後ともホームページやろうと思ったら、この“Movable Type”もできなきゃお話になんないって感じだからなぁ~。
 やっといて損はないでしょう。


 XMLも興味ありありだけど、あっちはなんか本当にプログラム言語っぽいので、前にチョロッと見てみてすぐ挫折……
 まずはMTやって、強力なブログのカスタマイズに力を入れてみようかなと。
 無尽蔵なコンテンツ作りに挑戦です。

  • April 25, 2007 1:50 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

KENT ULTRA USB Battery charger for Cell-phone

KENT ULTRA USB 携帯電話充電器 いやぁ~、なんでこう俺様はこういう“おまけ”というやつに弱いんだろうか。


 “DAKARA”についてる箸やクリップ、“伊衛門”についてる手拭い、“Coca Cola”についてる特に必要もねぇ人形……
 見つけては、ついつい買ってしまう。
 そして、どれもこれも使わず飾らずのうちに捨てるだけ。
 ただ、“DAKARA”のクリップだけは、いまだにカーテンを留めるのに現役だ。かわいい上に実用性も高い。


 そしてこの“KENT ULTRA USB Battery charger for Cell-phone” ── 要は、 携帯電話充電器。
 なぜすべて英語表記にしたのかってのは、ただなんとなく。特にこれといった意味はない。そして、文法としてあってるのかもわかってない。


 見つけた瞬間、思った。


 “買い”


 そしてそのまま衝動買い。


 まずそのゴリ押しポイントとしては、やっぱし290円っていうそのお値段。
 もともと俺様はこの“KENT ULTRA MENTHOL”って1mgの煙草を吸ってるもんだから、ただいつもどおりに煙草を買っただけで充電器までついてきちゃったっていうわけ。


 ケータイの充電器なんざ、今、いっぱい出てるやな。車でできるものから、これみたいにUSBだったり、コンセントだったり。
 でも、最近のケータイは3GとかFOMAとか、いろいろ出ちゃって、昔みたいに1つのコネクタで全部まかなえるなんていう時代じゃ~ないのだ。


 ところがスットコドッコイ……このケント・ウルトラ・USB・携帯電話充電器は、コネクタを3つ完備。
 今んとこ動作確認できてるのは、Softbankの910Tと、vodafoneの903SHのみ。あとはわからん。DoCoMoのmova(ムーバ)製品は、どうやらどのコネクタも突っ込めないらしい。


 それでも、たいがいのケータイに対応できそうだ。
 290円で携帯電話の充電器が買えるなんざ、コンビニや≪石黒ホーマ≫で買うよりお安くドドーンだ。


 とはいえ、なぜか俺様、ケータイの充電器は、純正のを2つ持ってるため、家じゃまったく利用価値なし。
 なので、これはバイト先で使うことにした。


 とりあえず、これは買ったものの、私は煙草吸わないからとか、ニコチンよりニコニコチンチンだけでいいとか、煙草のほうは必要ない方、俺様が290円で買い取ります。
 ただし、東京など、俺様から見たら離島扱いになるところにお住まいの方は、交通費別途いただきます。


 それにしても、ただいま4つ。
 最初はただの興味本位。2つめは、ただ単に普通のケント・ウルトラ・メンソーレが売り切れだったから。3つめは、バイト先の人が“自分専用の欲しい”と言ってたのを思い出したため。そして買ってったら、その人も自分用に買ってやがった。
 それで今、バイト先には、それが4つもある。1人に1つ。


 コネクタが3つだから、バッテリーが切れてもいちいち自分と同じメーカーのケータイ持ってる人を探す必要はなく、さらにUSBだから、コンセントの近くに置かずとも自分の手が届く範囲で充電できる。
 素晴らしい。


 考えてもみなさいよ、アータ。


「あ、バッテリー切れた……だれか充電器持ってない?」
「あ、あたし持ってる」
「マジ?」
「うん、あるよ。どこ?」
「ヴォーダフォンヌ。903SHだけどだいじょぶ?」
「うん、たぶん。だいじょぶそう」
「あ、マジ!? 良かったぁ~……じゃあ、ちょっと借りていい?」
「うん。じゃあ、ちょっと待って」
「うん……って、なに?」
「車だから」
「はぁ?」


 そんな面倒なこともないわけだ。


 ただねただね、2人きりの駐車場、狭い車のなかだ ── そこからまたどんなシチュエーションと展開を見せるか期待はあるけども、と同時になにが起こるかわからねぇ時代だ。
 諜報合戦の映画のように、いつなんどき車が爆発炎上するかもわからねぇ。エンジンかけた瞬間ズドーンかもしれない。
 なんでもかんでもケータイでまかなえる時代になりつつある今、ケータイが木っ端ミジンコになるなんていう事態はけっこう厳しい。
 たぶん恋人どうしにおいて、相手の人がくれた素敵な文面、保護しておいたメールの数々は、国家機密より重要だろう。どんなカテゴリーで分けているにせよ、誰かには見せたくて、誰かには絶対見られたくないいろんなところへの、そしていろんな意味での連絡先。
 こんーーーーーーーーなに小さいボディに、こんーーーーーーーーーーーーーーーーんなにたくさんの情報だ。
 きっとそのうち、ソーラー電池でまかなえる携帯電話なんてのも出てくるだろうな。


 時代の流れとは逆行した製品に、時代のニーズに合わせたおまけといえよう。
 おもしろい。実におもしろい。
 しかも、デザインもいいじゃない。かわいいじゃない。


 そんなわけで、この“KENT ULTRA USB 携帯電話充電器”が使える機種をお持ちの方は、1つ持ってて損にはならん。純正のなんて買ったら2000円以上かかるし、コンビニとかで売ってるやつも1000円ぐらいするしな。
 みんなで一緒にメンソーレしようじゃない!!

  • April 24, 2007 2:40 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

「わかってるだけじゃ、なにも変わらないんです」 by 鈴木京香さん

 ……そんなわけで、俺様大失態。
 本気でもう連休に突入したんだと思い込んでいた私は、バイト大遅刻。あわよくば休む気だったという始末。


 ということで、なんとかこの大失態の正当化を試みてみようか。


 まず第一。
 うちの人が出かけていった。ちょっと早めに、しかもちょっと出かけてまた戻ってきたときにはもういないという早業だったので、きっとサーキットだ。そう睨んだ。
 ── そりゃねそりゃね、だって連休だもの。大好きなサーキットにも行くさ、そりゃ。


 その二。
 週末に入る前、もう1人のバイトの人と話した。まあこれはいつものことで、連休なんかがあると必ずその日の出番のことで話し合う。というか、単なる確認だ。


「ああ、その日っておれ出てもいいんだよね?」
「ええ、そうですね」
「いつもどおりだよね?」
「ええ。じゃあ、日曜日はおれ休みですよね?」
「うん。じゃあ今月って、松田くん全然こっちの仕事しないんじゃない?」
「あぁ~、そうですね、そういえば。え? でもそんなにですか?」
「うん、たぶん……だって日曜はおれ出るしょ?」
「ええ」
「で、その次は月曜だからないし、そのあとだって平日はおれ出るからないしょ?」
「ああ、そうですね」
「そしたらもうあとゴールデンウィークでしょ?」
「あ、そっか。そうですよね。うわっ、したら今月休みすぎじゃん、おれ!!」


 って言ってもその話する前からもう連休だっていう頭でいたな、おれ。そういえば。
 ── そら“日曜”だ“土曜”だっていう言葉しか出てこないし、そんな話するってことは勘違いもするわな。次の日はもう定休で休みになってっし、そしたらもう今度の日月がもう連休だって思っちゃうわけよ。


 とはいえ、きっとその直前ぐらいまでは、その日がバイトだっていう意識はあった……はず。いや、あった。
 この日曜のバイトっつーのだけは、日ごろのバイトへの意識とは全然違って、“寝坊”っつーのが許されねぇのだな。俺様ひとりしかいねぇんだから。
 それでもなお、以前にそいつをやらかして、え~らい迷惑かけた。さすがにあれはかぁ~なり堪えた。


 そんなわけで、それからというもの、前日徹夜したとか早朝に起きたあと寝てなくてどんなに眠くても、その日はそのまま寝ないでとりあえずバイトには行っておくという自分のなかでの決まりごとを作ったわけだ。
 だから昨日も昨日も寝ないでそのまま行っちゃおうって起きてたわけだ。
 しかし寝ちまった……もう目ぇ開けてらんねぇの。


 日付の感覚がまるでねぇ。たぶん、曜日の感覚もねぇ。
 ただその日はバイトが“休みの日”か“そうじゃない日”かっていう基準でしか日々の区別がねぇ。


 っつーかよ。
 だれもいねぇからって、その人が来るまでだれもその仕事ができねぇっつーほうがダメなんじゃねぇか?


 それをやらなきゃいろんなとこに不具合が生じてくるんだろうさ。それはきっと誰もがわかってる事実なんだから、だれか一人ぐらいはやれなきゃいけねぇ。しかも、もうヤバいっていうギリギリになるまで誰もやらねぇわ、なんの連絡もなしっつーんじゃ、万が一ってこともある。


 人間だれもが“あり得ねぇ”とか“まさかあるわけない”とか、“そんなうまい話ない”とさえ感じてるような非現実としてある事故っつーもんがあるわけだ。そりゃもう“今事故ってICU入ってから行けません”なんてケータイからの連絡どころか、そっちに連絡もつかねぇし、誰も知らせることなんてできないわけだよな。
 そのときはすべての仕事が終わるっつーことだ。
 いいのか、そんなんで?


 ……って、無理。
 どんなにがんばっても正当化なんてできやしねぇ。


 この大失態、だれのせいでもありゃしねぇ。責任転嫁できる相手さえ見つけられねぇ。スケープゴートもゴットゴト煮詰まってるだけだ。
 カレンダー見ればいいだけの話。っつーか、ケータイも見てるし。
 ただただおれの大失態。
 ホントバイト先に着くまでのあいだ泣きそうだった。ってか、ちょっと泣いてた。
 悔しい……マジ悔しい。


 こういうときの俺様ったら、ホントだれそれへの迷惑とかそういうんじゃねぇ。そんな大失態をやらかした自分が悔しいってだけになる。
 驚異的な自己中だ。


 “寝ないで行く”なんて決まりごと作ったったって、寝ちまったら、それじゃ全然決まりごとになってねぇんだよな、おれ。
 甘ぇ……マジ甘ぇ。
 普段寝ないのも、結局は自分に甘ぇだけのことなんだよなぁ~って思う。


 どんなに徹夜で作業したからったって、寝ないことでほかの事柄に影響が出るんなら、それは単なる自分のわがままでしかねぇ。ってか、徹夜すれば効率が下がる。それは当然のこと。作業は進むかもしれないけど、やっぱしチョクチョクでしかない。
 “徹夜で作業”っつーのは、ただの自己満足。それは勝ち組のやることじゃねぇ。負け組特有の自分の能力のなさを自己満足で補うための捨て身の術でしかない。“仕事が終わらない”っつーのは、それを終わらせられるだけの能力がないってだけのことだ。身を削ることでしか保たれない優越感。自尊心。


 まさに裸の俺様だ。


 で、こういうのをけっこうズルズルと引きずるのも、また俺様の器の小せぇとこなんだよなぁ~。マイナス思考とかネガティブとか、くよくよしたりグズグズしたりくすぶったりってことはないけども、なんかこう……しこりになる。かといって開きなおることもできねぇ。
 いやぁ~、ホント小せぇな、おれって。


 自己管理の甘さにほとほと虫唾が走る。おまけに詰めも甘い。
 それでいて、語ることだけはいっちょまえだ。


 鈴木京香さんが出てるCMで言い放つあの言葉 ──


「わかってるだけじゃ、なにも変わらないんです」


 俺様の脳髄に染み渡る。
 で、こやってあとの祭りみたいに自己責任を自分の責任よろしく、ただのはけ口を求めてるだけの責め句を並べたところでもうどうしょもねぇのもわかってるのが、また心苦しい、そして見苦しい有様さ。

  • April 23, 2007 2:36 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

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