ウメくんにプレゼントとして買ってもらった ZIPPO がなんの形跡もなく型崩れしたせいで、ただいまおまけについてくるショボいライターを使っておる。
週末の贅沢として最近買ってるヴァージニア・スリム系列の “ FRAM ” は、なかなかキュートなライターをつけてくれてて思わず手が伸びる。
ただ、やっぱおまけだからなのか、すぐガスがなくなりやがる。1ヶ月もたないぐらい。
まあね、毎回おまけのライターがついてるやつを選んで買えばいいっちゃーそうなんだけども、なかなかどうしてそうもいかない。
普段は、KENT ULTRA MENTHORL だったか、綴りは間違ってるかもしれんけど、それ。前はマルチなケータイの充電器なんてものまでつけててくれたのに、最近じゃライターもおまけにつけてくれない。
なので、どうせならと、デッカいガスのボンベを購入。
映画用に “ 堅あげポテト ” を買いに行ったわけなんだけども、せっかくなので≪セイコーマンコ≫のすべてを買い占めてみた。
帰ってきて早速突っ込んでプシューッとやった。
なにが原因かはわからんが、なんだかほとばしるほどに液漏れを起こしてたから、なにげにヤバいかなとも思ったけど、とりあえず着火。
ズボヮっと音がした直後、またたく間に左手が炎上。
一瞬固まった。
──── 部屋が焦げくさくてかなわん。
まま、部屋のなかとはいえ、冬恒例の手袋をしてたからよかった。とりあえず焼畑のごとく指の毛が消え去った。
こういった手袋では、それこそあったかそうな雰囲気を出す毛羽立ちも一切なくなった。
ただいま左手は使用不可。
早くナイスな ZIPPO を見つけねば……
とはいえ、今度 ZIPPO を買うならばと、せっかくなら最高級なスターリングシルバーのが欲しい。
ただ、やっぱし高いのだな。
なので、だれかスターリングシルバーのイカした ZIPPO を買ってください。
あ、いやいや、別に特別これが欲しいとか、これじゃなきゃいらないとか言ってるわけじゃないんだよ?
ただ、こういう感じので、スターリングシルバーのやつでスリムタイプじゃなく、無地のが好きなの。
変な絵柄とかついてるのって、逆に安っぽくね? スリムタイプもなんか持ってる感じがしないわけ。
アーマータイプは、別にいらない。ムダに重そうだし。
でもせっかくなら、一度ぐらいはアーマータイプっていうのも持ってみたいわけ。
いや、別にさ、きみにこれを買ってくれって言ってるわけじゃないのよ? あなたにも、そして、おまえにも。
まま、そのへんはもし本当に買ってくれるなんていう素敵な方がいらっしゃるなら、そこはすべてあなたのセンスに委ねてみようか。
もし近所ではなく郵送じゃないとムリという方であれば、その旨ご一報くだされば、我が家の住所つきで返信します。
最初に自分で ZIPPO を買ってみてからというもの、ある一つの決まりごとを思いついた。
<そうだ、もし恋人がくれると言ってきかなければ、最初のプレゼントには ZIPPO をもらおう>
そう、それはつまり、こういうことだ。
──── 女の数だけ “ ZIPPO ” が増える。
それをウメくんに言ったら、“ おぉ~ ” と笑われてしまうぐらいしょうもない掟なわけだけども、それぐらい ZIPPO は喫煙者には万人に共通するプレゼントになるのである。
相手が喫煙者の場合に限り、プレゼントで悩んだら、とりあえず ZIPPO を選んでおけば 99% 間違いない。地味にスターリングシルバーとかであれば、なおさらである。
まあ、最初に ZIPPO を買ってからウメくんのプレゼントがあったわけだけども、彼は恋人じゃ~ないので、そこには並ばない。友情の炎なのである。
かといって、“ あれ? あたし、ZIPPO 買ってないけど…… ” という乙女もいらっしゃることだろう。
落ち込むことなかれ。
自分から “ ZIPPO買って ” なんて言わないので、そういうときもあるというだけのことである。
なにが欲しいか訊かれて、“ いらない ” って答えたにも関わらず、それでもギャーギャーしつこい場合に、それを言うだけのことだ。
そう、その目当てを掲げてからは、一つも ZIPPO が増えたことがない。
“ 愛の炎 ” なんてものは、そうそうたやすく手に入るものではないのだ。
それが現実。
ただ、ひと口に “ 愛 ” と言っても、いろんな愛があるので、別にもし買ってくれるなんていう人がいれば、それは恋人に限らないので遠慮なんていらないよ?
どうしてもそれで付き合ってほしいという人があるのであれば、“ ZIPPO の恋人 ” ということで手を打ちましょう。
──── なんてね。
たかがライターで火ぃつけばいいものに、なんで ZIPPO なんてバカみたいに高いものを選ぶのか?
あなたの疑問にお答えしよう。
それは、ちゃんと火がつくからである。
なぜ俺様が ZIPPO が欲しいかは、ただただそこに限る。
カッコいいからとか、カッコつけたいからとか、そんなのは二の次、三の次。
インクのなくなったペンは、もうペンじゃないように、火のつかないライターは、もうライターじゃないのである。役に立たないブタはただのデブで、役に立たないハゲも、ただのハゲなのである。
ただ飾りとして置いておきたい ZIPPO コレクターとは違うのだ。点いてナンボの ZIPPO じゃけぇ。
自転車に乗ってると、100円ライターでは、すぐ火が消える。ビルの谷間に行こうもんなら、手で覆っても火が消えることだって少なくない。
ZIPPO は、手で覆わなくてもちゃんと点いてくれるのだな、これがまた。
しかも、ずっと点けたまんまでも、熱くならないし、炎の揺らめき方が違う。まさに “ 煌 ” 、それは “ ファン ” なのである。
エコが声高に叫ばれるご時勢でありながら、なんだかんだで “ 使い捨て ” が流行るなかで、一石二鳥にも三鳥にもなるエコではないか。
まさに “ 機能美 ” なのだよ、ZIPPO というやつは。
んで、最近ならよ?
あれ、なんでだ?
100円ライターとしてコンビニとかで売ってるライターってさ、カチッカチッていう電気のスイッチみたいなタイプのしかないでしょ?
あれ、なんで?
あのカチッカチッていうタイプのって、すっげぇ風に弱い上、つきも悪いのよ。
100円であっちのほうがコスト的に安くあがるのかもしれんけど、ジョリってタイプのやつ販売してくれねぇかなぁ~?
- November 25, 2008 2:02 PM
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