キャベツ丸ごと野菜スープを作ってみたら、ゲロうまだったことにビビる。

yasai_su-pu 野菜スープ作ってみた。
 これがなかなかのデキ ── っつーか、ゲロうま。
 我ながらビビッた。


 先日行った美容室。
 髪切りも終わり、いつもどおり、いつもお世話になってる美容師さんとしゃべってた。
 専売特許ってわけでもないし、その娘さん自身、しゃべりはあまり得意ではないって前に言ってたような言ってなかったような気もするけど、やっぱ男よりは女の子なのでただのおしゃべりに話題も特に尽きないわけですが、そこのお店に置いてあった“おかずの本”をたまたま見だした。


 なんだったかなぁ~?
 “鍋に入れたらあとは放置”だったかなぁ~? “お鍋に入れるだけ!!”だったっけなぁ~?
 なんかそんなような“おかず本”だった。
 ほかにも“おかず365日”だったかってのと、“お弁当365日”だったかっての。それらはシリーズで出てるらしい。
 その美容師の女の子は、なにやら毎日お弁当を作ってるらしいってこともあり、このシリーズがいいとオススメしてくれた。
 が、俺様は作らねぇ。お弁当なんざそんなの作ってる時間あったら、たまりにたまった依頼作業を終わらせたい!! ってか、寝たい!!
 だったらこんな日記なんて書いてねぇで、やりゃ~いいんだっつー話だ。
 しかしそうもいかねぇ。
 俺様も一応はニッポン国民なわけで、それなりに Made In Japan を嬉しく思ってる。誇るまではいかずとも、そんなわけで、一応は非国民ではない。


 さて、改めてその本のページをめくろうじゃないか ── “お弁当”のほうじゃねぇ。


 これがまたメッチャ載ってんねやんか。


  • ロールキャベツ ── ゲロ好き。


 ……あと忘れた。
 で、そんななか、この野菜スープを発見したわけだ。


 “これ美味そうじゃーん!!”


 ってことで、“今日の晩ご飯はこれで決定だな”と、とりあえず場当たり的な口約束を置き土産にした帰り、やっぱ作って食ってみようってことになり、材料を買って帰った。


 が、案の定さ。
 作るわけもねぇ。その日帰ったところで、作れるわけがねぇ。
 作ろうっていう気はあったさ。ちゃんとあったさ。


 しかしだねぇ~……
 やる気が起きねんだな、これが。結局帰ると、そのままやらねばならぬことを始めて、そのままそっちに没頭しちゃうわけだ。で、そうこうしてるうちに時間が経ってだな、ご飯は次の日起きてから、たらふく食えればいんじゃね? ── そんなおざなりなお献立になっちゃうわけさ。


 男が作って食べるご飯つーのはよ?
 それを自分で作って食べる場合、作ってるうちに食べたくなるか、そのときの状況で作れるもので食べたいものを作るかしかないわけよ。
 料理は嫌いなほうじゃないけども、そこまで時間割いて作りたいっていうほど好きでもないんだな。残念ながら……ホント残念。


 しかし作ったさ。
 そして初の圧力鍋登場!! ── 神田川俊郎さんがオススメなんだか監修なんだか、とにかく神田川俊郎さんの写真のついた圧力鍋だ。
 これは、以前にうちの人がくれたもの。それより以前に“最近、圧力鍋欲しいべや”とこぼしていたのを憶えててくれたらしい。


 ほら、俺様ったら手羽元をこよなく愛するもんだから、めんみと酢と生姜でよく煮るじゃん? あと、カレーとかごくごくたまぁ~に作るじゃん。
 それでさ、圧力鍋だったらもっと早くできちゃうかなぁ~とか思ってて、けっこうよく愚痴のように垂れ流してたのよ。


 そしたらアータ、うちの人が持ってきてくれたの!! クリスマス・プレゼントだったかお年玉だったかは忘れたけど、その“神田川俊郎さんにまつわる圧力鍋”をさ、持ってきてくれたのよ!!
 みなさんも、こういう亭主を持つとホント幸せになれるよ?


 っつーことで、この“野菜スープ”なんですが、名前は特になし。
 材料も、“おかずの本”に載ってたやつプラスしてる。一応書いとこう。


  • キャベツ

  • ベーコン

  • 椎茸

  • たまねぎ


  • ペッパー

  • チキンコンソメ


 つまりは、名前も材料も“そのとき食べたかったものを入れたスープ”となる。
 そして、一応“スープ”と呼べそうな味になりそうな味付け。
 ただのコショウを、あえて“ペッパー”と書いたのは、単にちょっと調子こいただけ。


【作り方】


  1. 圧力お鍋セット。

  2. キャベツを4つに割る。

  3. キャベツのケツに生えてるカッテぇとこをはずす。

  4. ドリフで志村さんが食べるような形にできあがったキャベツを、できれば、そのままのスタイルで圧力お鍋にセット。このとき、どうしても圧力お鍋の深さからはみだす場合は、うまいことおさまるように下のカッテぇ部分をカット。上のやっこい部分で調整すると、完成時の美しさが欠如します。

  5. いい感じに水を入れる。

  6. 火ィつける。

  7. “あっ、せっかくの圧力お鍋が焦げつくじゃん!!”と思い、油を少々。さらに“おっ、ただの油は焦げつき防止だから、それだけじゃ意味がねぇ。ここはやっぱ……”ってことで、ごま油も少々 ── これは手順ミス。煮てんのに焦げるはずもない。

  8. 椎茸入れる。でも、最初に入れたほうがいいかもしれん。

  9. あとで入れるための、たまねぎを切る。なぜか2通りの切り方 ── 細かいやつと、スイカ型。

  10. 圧力お鍋がピーピー鳴りだす。すかさず弱火。

  11. たまねぎ投下 ── の予定が、なんだか圧力お鍋のフタが開かなかった。火を消してフタが開くのを待ってから、たまねぎ投入。

  12. なんとなくコンソメ投下。

  13. フタ閉める。

  14. ……グツグツ……

  15. “そろそろ完成してもよくね?”ってとこで火を消す。

  16. 圧力お鍋が冷えてフタを開けれるようになったら、塩コショウあたりでいい感じにする。

  17. 完成。


yasai_su-pu_mori で、これが盛った画。
 本来は、お鍋のなかで蓮のような美しさをかもしてたまんま盛りつけたかったんだけども、それは無理。んなデカい皿はないし、汁がまかれる。
 でもこやって見ると、わりと美味そうな感じだな。ビビッた。


 んま、実際ゲロうま。
 あ、あと、バジルとパセリを散らしてみた。


 あ、そういえば、別にこのお野菜スープは、特に圧力お鍋じゃなくてもいいのです。さらには、“神田川 俊郎”さんにもまつわってなくても結構です。
 普通のお鍋でも十二分に作れる。ってか、普通のお鍋のほうがいいかと思ふ。


 なにはともあれ、なんだか、“大人の女”の味がした。

  • May 4, 2007 2:02 AM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

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