か~なり無気力だった。
暑すぎんだよバカヤローが……
うちでは、なぜか俺様の部屋だけが暑い。恐ろしく暑い。そして、記録的猛暑になるまでが驚異的な速さ。
パソコンつけるのが空恐ろしくなるほどだ。
つけた瞬間、グイーンてパソコンがうなりを上げた瞬間、すでにもう暑くなった気がしてくる。
まあ、このパソコンのせいだってのはわかってる。わかってるさ。
しかしやめられねぇのよ。
暑いからって無気力にかまけてなんもしないわけにもいかない。
だからやった。
『Takuyamt.net』 ─── 2%完成。
『Oned』 ─── 12%完成。
同時進行なので、どちらに偏るわけにもいかず、どっちも一緒に進めていくと、時間単位での区切りとなり、いい感じで中途半端になる。
で、どっちかやってるあいだに、もう片方のほうのアイディアが生まれ、そっちの手をかけると、これまたもう片方のアイディアが生まれ、行ったり来たりでインターネット・エクスプローラーのタブがえらいことになっておる。
しかしながら、そんな光景を目の当たりにすると、なんだか自分が忙しい人間になったようで、悪い気がしない。
それは何故か?
自分は“忙しい人間”だと言いたいからだ。
暇人は、肥満人と同じぐらいバカにされる。大人になればなおさらだ。
ことあるごとに「暇人」と言われ、返す言葉もないぐらいに「おまえだって暇だろう」と小突く。
あぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、くだらねぇ。
人は、少なからず自分以外の人より優秀だと思いたい。
だから人をバカにする。
人を蹴落としたからって、自分がその分上がるかっつったらそうでもねぇ。
むしろその分、自分も下がる。
それはなぜなら、その見下していた人の分、自分を支える踏み台がなくなるからだ。
「早苗ちゃん何点だった?」
「あ、78点。美穂ちゃんは?」
「あ、82点」
「そう」
自分より点数の低い人を探して、自分より点数の低い人の点数を聞いて、安心する。
安心するまでそれをする。
自分は人より優秀でありたい。
自分が一番下ならそれでいい。
でもそうじゃない。
上を見ればキリがないが、下を見てもキリがない。
だったら下をどんどん増やしたい。
そして自分を、一番ではなくとも、それなりには上にいたい。
人間は小せぇ。
どデカい幸せなんて、自分なんかにはとうてい手にできないと思ってる。
そんなことを夢見てるやつには、「バカだ」とか「お子ちゃまだ」とか「大人になれ」とか、自分の諦めのほうが偉く美しく潔く、美化したように投影する。
だから人の不幸をかき集める。同情できる対象を探す。
こうして見たら、なんだ、自分はまだまだ幸せなんだ……
恋人いることが幸せなのは、いない人との比較ってだけだ。
夢があることが幸せなのは、ない人との比較だ。
絶えず他人と自分とを比較して、優劣をつけて、幸せを見つけて、不幸を探して、また違う幸せを手にする。
悲しいかな、人間の幸せなんざ、他人との比較から生まれる幻想だ。
まま、人が“良かれと思ってしたこと”なんつーのは、そのたいがいにおいて、されたその人にとってはありがた迷惑なことが多い。
それを迷惑なんて言われたら、「良かれと思ってしてあげたのに」とか言うだろう。
「いいよ、別に。自分が良かれと思ってしただけだから」
でもそれを単なる自己満足としてだけでおさめられるかっつーことだ。
良かれと思って……
そりゃ期待だ。
暑すぎると、そんな配慮もできやしねぇ。
なんでもかんでも暑さのせいにはできやしねぇ。
- August 12, 2007 1:32 AM
- [ ゲロ古 ]