そう、それはなぜなら……
1人、休んだからだ。
一人辞め、人手不足で一人休んだ。
これは前代未聞の状況だった。
もう長いことやってるけども、そんな状況はいまだかつてなかった。
平日に2人……未知の領域。
とはいうものの、案外できるだろうとか楽観的ではいた。
なんだかんだでできちゃうんだろうと……
案の定、できた。できてしまった。
ただ、猛烈な疲れ方をした。
いや、むしろ疲れってのがわからなくなるぐらいだったかもしらん。
アドレナリンで全神経が麻痺状態に陥ったか。
そして、未知との遭遇。
で、それが二日続いたわけだ。
あんなに汗かいたのひさびさだ。
時間の締め切りがなければ、たぶん1人でもできる仕事だ。
でも時間制限っつーのがある。
だから人手がいる。不可欠なのだな。
両足がガクガクして、ナイアガラのような汗を流したのなんて、バスケの最後の試合以来だな。
そして今日は3人そろった。
なんだかとっても時間が遅い。
芸術品でも、本当にいいものも時間をかければできる。
画だって彫刻だって、模写でいいなら、それが完成するまで時間を費やせばできる。というより、できるまで終わらなければいいだけのことだ。
画も彫刻も、オリジナルだから価値が出るっていうだけで、それを描いた人、彫った人の名前がブランドになってるっつーだけの話。
凡人と天才の違いは、きっとそこだ。
それにおいて、どれだけ時間がかかるか。
時間は万人に平等に流れるので、一般か非凡かの基準には、それしかない。あとは死とかぐらいしかないので、比較対象とするには、あまりに不規則すぎるし、予測も難しい。男か女かの性別も、今じゃ曖昧すぎる。
人間の才能ってきっと、それでしかない。
時間の上に成り立って、そしてそれと同時に、成り下がって垂れ下がってるだけのもんだ。
- September 14, 2007 9:40 PM
- [ ゲロ古 ]