『天使と悪魔』 ヴィジュアル愛蔵版 / ダン・ブラウン氏著 [ 越前敏弥氏訳 ] と、きのこ。

 っつーわけで、俺様も購入。

 先日ついに、『クリスマス・ボックス』シリーズの ──── これは広告 ──── 3部作を読み終え、その前には東野圭吾氏著の『流星の絆』 ────これも広告 ──── を、俺様のなかの書庫に綴じた。
 それぞれの感想はまたのちほど、書こうと思ったら書くとする。

 そんなこんなで、『クリスマス・ボックス』の3作目であり、広告でもある『最後の手紙』のなかの一節をば。

いつまでもウィンドーショッピングばかりしてると、ほかの人が品物を買っちゃうわよ

 ん~……
 この言葉は、現実に効果てき面である。

 っつーわけで、突如読むものがなくなってしまった俺様は、早急な対処を強いられることになったわけである。
 読むものがないと、なぜか漠然とした不安に駆られるこのごろの俺様。煙草がなくなる次に恐ろしい感じ。恋人がいない現状よりは軽い感じ。

 あ、ちょっといいかい?
 前の文章の “ 早急 ” っていう字だけど、 “ そうきゅう ” って読んでる人いないか?
 ……いるだろ?
 え? 違うの?
 ちょっと今、恥ずかしい感じがしてるんじゃないか?
 ……正解です。
 個人的には “ さっきゅう ” が正解だと思ってたんだけど、変換したらどっちでも出てくるみたい。

 本屋さんへ GO!!
 最近は、俺様の大好きな≪ TSUTAYA ≫には、あんまし行かなくなった。
 なんでかな?
 それは秘密だ。

 で、このごろはバカデカい生協、これすなわち≪ルーシー≫。そこへ行く。
 それはなぜかと問われたならば、2リッターのジュースがほぼ全品安いから。198円。そして、職場から一番近いから。
 最近ちょっと “ レインボーカード ” が欲しいと思ってきてるぐらい平日は、毎日のようにお昼ごろ通ってる。
 って、この “ レインボーカード ” って、≪コープさっぽろ≫なだけに、札幌にしかないのか?
 ちなみに、帰り道で寄るのは≪ダイイチ≫だ。ムダに広い例の近隣スーパー。

 あ……
 と思ったけど、そのことに関してはまた後日。

 しかし、結論から言うと、あのときばかりは≪ TSUTAYA ≫に行っとけばよかったかなぁ~とか思ってる。
 ≪ルーシー≫の本屋さんで俺様の対応をしてくれたのは、なんかマジメそうで漠然とした不満を社会に抱いてそうなオッサン。
 俺様は、そういうやつが一番嫌いだ。
 と、それは特に関係なく、購入した『天使と悪魔』に関して。

『天使と悪魔』 ヴィジュアル愛蔵版 それがこれ。
 デカい!!
 ムダにデカい!!
 そして、分厚い!!
 さらに、高い!!
 4700円!!
 バカかよ……≪角川書店≫さん。
 もともと分厚い本だけどもさ、普通の小説で4700円はねぇだろうが。
 まま、文庫本だか映画化されたやつのは “ 上・中・下 ” の三冊になってたから、全部買ったらそれぐらいになるか?
 いや、なんねぇな。『広辞苑』とかなんかのすっげぇ辞書とか、パソコン関係のプログラミングな参考書でも買わないとならない額でしょう。
 ≪角川書店≫さん、『ダ・ヴィンチ・コード』とおんなじぐらい力入れたな。
 クソッたれだぜ、まったく……

 しかしながら、本はハードカバーしか買わないというしょうもないこだわりを持つ俺様は、結局それぐらいはするだろうと思わるる。
 そう、その理由はこれだ ──── 1, 2, 3...

ヴィジュアル愛蔵版であるハード・エヴィデンス なんつったって “ ヴィジュアル愛蔵版 ” なのだよ。
 どうだい、この厚さ!!
 昔、2回読んだ『ソフィーの世界』 ヨースタイン・ゴルデル先生著とか、宮部さんの『模倣犯』以来だ。
 で、ただの小説じゃぁないんだな、これが。
 パラパラと中を見てみれば、資料写真だの絵だの、いろんな挿絵が載ってるわけだ。ただの小説じゃねぇの。
 さすがは “ ヴィジュアル愛蔵版 ” といった雰囲気。
 『ダ・ヴィンチ・コード』とは違って、あのラングドン教授うんちくが音に変換される講義だけじゃない。脳ミソという名の板書だけにとどまらないわけ。標本に近いし、図鑑みたい。
 ひさびさの厚み。長く遊んでもらえそうな感じでワクワクするぜ。

 って、これじゃわかんない?
 マジっすか?
 証拠写真の撮影の基本がわかってないって?
 んで、どんだけ厚いかということで、俺様のそれと比較してみたのが、これ

 ……どうだい?
 わかっていただけたかな?
 この厚み。そして、威厳。

 おっと、実寸大じゃないって?
 しかも、比較対象を間違ってる?
 うるせぇよ。
 わかれよ、このニュアンス。そしてユーモア。
 でもちょ~っと大人がすぎたかな。

 と、そんな俺様は、今日もまたカレーライス。
 そこで疑問。

きのこの切り場所。 きのこって、どこっから下を切り落とせばいいのかしら?
 まったくわからん。
 食おうと思えば、全部食べられるんだろうし、捨てるもんなら、全部捨てたっていいぐらいの見映えじゃん?
 俺様としては、なんか見るからに体によくなさそうなところから下を切ってる。実にわかりやすいとこから下。

 まあ、そんなこんなで、『天使と悪魔』は、映画が公開されて大繁盛らしいけど、やっぱりこれは先に本を読みたかったわけ。
 
 嗚呼、楽しい女体解剖。
 やめられない女の解剖。
 止められない女心と直球勝負。

  • May 23, 2009 1:48 AM
  • 松田拓弥
  • [ BOOKS ]

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