いやはや、俺様の背中に翼がはえたようなあの正月休みもついに終焉を迎え、またもや平常営業が開始されたわけだ。
自由とは、なんといいものなんでしょうか
自己責任の重さに耐えながらも好きなことだけを貪る。そして、ただ漠然とあるちょっとした不安と。
唯一無二の存在であるこのソクラテーション2世こと商売道具であるパソコンにも、ほとんど触れることもなく、音楽を聴き、時には料理をしてみたり、吹雪の粒に導かれるように出かけたり
家にいると、なにかと誘惑が多い。パソコンにピアノにギターに音楽にゲームに
そしてその最大限の誘惑は、きっとウメ。
つまりは、ここにいるもう一人の住人である。
否応なく彼はいつでもむこう側からやって来る。まるで、俺様にとっての明日だ。とはいえ、そこに渦巻く会話は、間違いなく現代家族やご近所さんたちよりも少ない。最低限の挨拶と、せめての微笑み。
たぶん、この部屋のドアを閉めてしまえば、一人暮らしの域も超える。孤独とも言える。
そんな空間。
そしてまたやって来る
俺の明日が。
翼は折れた。
だけど羽根ははばたける。
たとえ飛ぶことはできなくとも。
使わずに退化させてしまうより、
ジタバタして、もがいて、あがいて、
また来る明日へと走ってゆけ。
陽は落ちても、また昇る。
また昇っても、陽は沈む。
ああ、君よ、永遠なれ。
ああ、僕よ、永遠なれ。
時よ、翼よ、永遠よ。
愛となれ。
夢となれ。
あの馬のたてがみのように優雅であれ。
風のように優しくあれ。
木漏れ日のようにあたたかく。
そして、永遠という時の流れも止まることなく、
明日へと注ぎこまれる夕陽であれ。
- January 7, 2004 7:12 AM
- [ Mr.ウメ ]