一応、日記なんだけど、日記っぽくない。
思いだしながら書くために、書いたあとでまた思いだすことが多い。
そしたら、何日もさかのぼってまたその日の日記に追加する。
そういうときは、なんか“あぁ~、なんか書く日間違ったなぁ~”と感じる。
昨日のことを書こうとしてるときに、先にもうその日の枠が埋まってると、なぜだか書く気も失せてしまう。
いやまあ、それでも書くんだけど。
だから毎日日記を書くっていうのが苦手。
でも毎日ちゃんと書いてたこともあった。
メモ帳、ノート、A6サイズに裁断したパステルな青い紙。
今まで書いた日記の全部をビデオの箱に入れて、今でもちゃんと保管してある。
もし日記帳とかノートに書こうものなら、表紙に『日記』とか書きつつも、ページをめくるごとに日付をさかのぼったり、未来のことを書いたりしそうだ。
実際そうだった。
“2004/4/14
今日は天気がいい。快晴だ。
文句がある。
まぶしい。”
“2004/3/9
昨日好きな人に告白しようと思ったら、あんまり好きじゃない人に告白され、自分はやめた。
なんかすごい落ち込んだから。
その人も決して悪い人じゃない。
もし好きな人がいなかったら、晴れて交際スタートだったに違いない。
でも僕には好きな人がいる。
だからムリ。
だけど実際には、そんなに一本槍な男ではない。
ただなんとなくその人とは付き合う気がしなくて、告白するのもイヤになっただけのこと。
自分の恋を実らせるのは難しい。
りんごの木を植えれば、ちゃんとりんごは実るのに。”
“2004/4/16
「早く帰ってきてね??」
あゆみが言った。嬉しそうで淋しそう。
なんかちょっと嬉しかった。
「じゃあ、どっかで待ち合わせして、そのままどっか食べに行こう」
あゆみは嬉しそうに笑いながら大きく1度うなずいた。”
なんかもう日記じゃない。
そのとき思ったことを書いてるだけだな。
でもそれこそ日記と呼べなくもない。
その日の日記を、その日が終わる前に書くのはどうかと思う。
一時期『未来日記』ってのが流行った気がする。
でもただそれだけだ。
ちょっと今、ふと思いだしてみただけ。
そう、ふと。
- July 17, 2005 3:14 AM
- [ ゲロ古 ]