今日はどうやらソファで寝てしまったようだ……
というより、“まあいいや”と半ばあきらめ、半ばと半分楽しみ、もう半分は成り行き任せ。
俺様はなにがあろうとソファとか机とか、なんかそういうベッド以外の本来眠るための場所ではところで“いつの間にか寝てた”っていうことをしない。
なんでいきなり、こんな強気を兼ね備えたちょっと自慢げなんだろうか、俺様……
ショッパナから“俺様”ってのがマズいんだろうか??
やっぱりこの文語な書き方が悪いんだろうか??
いや、かねてより言われつづけ、人によっては「まだ言ってんの?」などとあきれられるこの“俺様”ってのが悪いんだろうか??
まあいい。んなこたぁ~問題じゃない。
今日はホント、あまりに眠かった。
和風スパーゲティーノのメシを食い、せっかく居間まで下りてきたんでDVDでも観ようと思い、観た。
ら、寝た。
ちゃんと最後の“56,57,58,59...ドーン”まで観終わって、DVDもちゃんとケースにしまって、メガネもはずして、それをすぐそばの座椅子の座るところのやらかい場所の上に置いて、飲みかけのコーラをひと口飲んでまた飲みかけにし、ポテトチップを1枚食べ、ポジションもしっかり整えた。
そう、ちゃんとそこで寝る準備をしたわけだ。つまりそゆこと。
気づいたら寝てた……なんてこたぁ~ない。
気づいたから寝た。
で、しばらく寝てるうちにウメちゃんが帰宅。
たぶん見るも無残な格好だったに違いない。
ソファの背もたれに片足をかけ、Tシャツにパンツ姿で、薄暗い居間のむこう側では窓にかかるカーテンがかすかに揺れていた。
事件か!?
きっとウメちゃんはシークレットサービスのようなその背広姿で銃を構えたことだろう。そしてフッと小さく笑い、構えた銃を背広の裏側につけてあるホルスターに戻しながら、“チッ、おれとしたことが……”などと一人つぶやいたに違いない……
と思いきや、現実は違った。
電気もつけず入ってきた彼は、しばしウロウロしたあとこう言った。
「そこでこのまま寝る?」
「ん?? あ、ああ、うん、いや、ああ……」
ウメちゃんがなにかブツブツ言いながらなにかを抜き取り、静かに歩み去った。ついた電気がまた消えた。
彼は2階の自室へとあがっていたのだ!!
意味わかんねぇ~……そんなミステリアスかつスリルとサスペンスでもないのに、なぜ“ドキーンドキーン”なんだ??
いや、なんとなく……
俺様はまた寝た。
きっとウメちゃんはこのソファに座り、優雅なひとときをホームシアターサウンドシステムからほとばしるスーパーサラウンドでその続きを観たかっただろうて……申し訳ない。
ちょっと俺様がこの疲労困憊にあえぐ体を仕方なく起こし、この鉛のような足をほんのちょっとだけムリして永遠とも思えるような階段を1段、また1段と上り、泣く泣く自室へ移動すればよかっただけだったんだが……
ごめん、ウメちゃんよ。
俺様はいい夢見させてもらったよ。
メチャメチャおもしろかった。
俺様は無名なんだけど一目置かれるバスケのスター・プレイヤーになっていた。
なんか矛盾した説明ではあるんだけど、そんな選手だったはず。
監督と激しく意見をぶつけ合い、ほかの選手とは信頼と厚い絆で結ばれていた。
そう、そこはなんとかのNBA。監督さんもみんな外国人の方ばかり。
俺様、かなりヒートアップ。激流のような汗が全身を流れては吹き出し、まわりの選手の体からも伝わってくる熱気にむせ返りそうだった。
“ビッビー、タイムアウ”
そう、タイムアウトだ。
第3クォーター、残り13秒。72-69の接戦。点差は3点。
そしてブザービーターの3ポイントでチームを同点にまで引っ張りあげたのが、なにを隠そう、あのアイバーソン!!
そしてそのアシストが、この俺様なのだ!!
……嗚呼、なんと素晴らしい。
Allen Iversonと言えば、NBAの超有名スーパースター選手。
あの“神”と呼ばれたマイケル・ジョーダンが何度もその玉座に君臨した得点王に輝き、オールスターにも選出されたらしい。
あの高橋みゆきさんもベタ惚れになるほどの人だ。
まあいい。
で、バイトの時間になって起きた。
それだけの話だ。
なにが言いたいかっていうとぉ~、特になにも。
これは日記だ。ただの日記だ。
メッセージ性なんてなにもない。どこにもない。
そう、ここにあるのは ── ここにあるもの。
それ以上でもそれ以下でも、それ以降でもそれ以前でもない。
最後に、運送会社でバイトしてる者よりひと言物申す。
株式会社クボタさん、小さいとか細かいものだからって、伝票に荷物をつけるのはやめてください。
- August 1, 2005 3:55 AM
- [ ゲロ古 ]