どうしても起きれそうにない。
俺様愛用とはもう呼べなくなってしまった“スーパー雷電”もアテにならない。
コンポもダメ……いい歌しか持ってないから、たぶんもっと寝るし。
俗名“砂嵐”も、もう役に立たなくなってしまった。
というわけで俺様は、このたび前々からやってみようと思っていたことを、ついに実行してみた。
携帯電話をパンツのなかに突っ込んでみたのだよ。
アラームが始まったときのことを想定して、ちゃんとバットとミットの中腹あたりに当たるようにセッティング。
ミットすぎると、その弾力と柔らかさにバイブも機能しなそうだし、相撲取りの腹をこねるようなもんだ。バットすぎてもたぶんバッド……嗚呼、オヤジ以下だ。
そしてごめんなさい。これでもう誰も俺様のケータイには触れないのだよ。
美容室で髪切ってもらったあと、撮ってもらえない。
この事実を黙ってて貸して、<あ、今触ってるそこはあのとき俺様の……>なんて腹のなかでほくそ笑むような変態じゃ~ない。
なにはともあれ、初の試み。
そしたら起きれた。
だって、3G だ。3G。
それにステレオスピーカーだ。あっちとこっちで鳴ってるみたいに音が出んだ。
しかも、鳴りだす前だった。
携帯電話っつーのは、アラームでも何でも、きっと鳴りだす前にもうなんか少し出してるな、ありゃ。
恐るべし携帯電話。そら普及もするわな。
と、俺様考えた。
こうして日記と銘打って書き綴ってるわけだけど、日記とはいえ、あまりに個人的な内容もどうかと思うのだよ。
しかも今回書いたのはこんな内容。
恥だ。恥恥。
でもこうも思うのだよ。
他人が恥かいた話ほどおもしれぇ。
というより、そうでもなきゃ、人様の日記になんて興味ねぇ。
ものっすごい時事問題とか、超がつくほど斬新なアイディア連発するとか、有名人の日常みたいな内容とか、実際その人のことを知ってるとかでもなければ、たぶんたいして読まないだろうと思うわけ。
人間結局はさ、少なからず自分っていう存在がそこになきゃ、興味も湧かねぇだろう。
自分が見てる分、自分も見られてなきゃ、そこから生まれる感情は、これしかねぇ。
退屈。
しかしさすがに、これはねぇよな。
何が悲しくて、パンツのなかにケータイ入れた男の目覚まし話なんてって感じだろうと思ふ。
話によれば、たいがい目覚まし鳴れば起きれる ─── それが普通。
なんだそうだ。どんな目覚ましでもだ。
「目覚ましなんて携帯電話で充分」
不特定多数の賛成が得られそうな回答をありがとう。
あまりにリアルすぎる話は、たぶん、むしろ胸焼けがするだろうて。
意外に、インターネットをしてるあいだってのは時間を忘れる。パソコンに向かうと煙草の数が多くなるっていうのも、そのへんの理由の1つに含まれてんだろうな。
今吸おうとした煙草の前に吸った時間を忘れる。そしてパソコンのまわりには時計がない。
右下の時計なんて、あってないようなものだ。そこに視線がいくときっつーのは、これだいたいにおいて、“もうやめよっかなぁ~”ってときになってると思う。
なので、細かい時間まで書いてある日記ってのは、たぶん見たくない。ネットのなかでぐらい、時間は忘れたい。
その日記のなかでは、たとえ過去の時計がまわっているんだとしても、だけどやっぱり時間は時間。
“ネット=現実逃避”なんて構造化方程式がイメージとしてありそうなもんだけど、自分なりの非現実、あるいは他人のなかに見る非現実的な現実を求めてるんだろうなと。
テレビのなかでものっすごいリアルに動く人が伝えてるニュースだって、なんだかんだで他人事。現実として事実として、それは起こってるわけだけども、そこに見るのは非現実なのかなと。
最強のリアルは、生であり死で、やっぱり時間となるわけだ。
そんなもんは、とりあえず生きてるだけでも吐いて捨てるほど見てきてる。1度飲み込んだものがアゲインするほどだ。
そういえば“あげる”って、北海道の言葉なのか?
戻したくならないものが見たい。触れたい。触り、タイ!!
それがインターネットなんじゃないかな。
ご飯食べて12時43分にトイレ入ってウンコ置いた。
そんなあまりにもリアルな日記はいらねぇやな。
だからって今日のこの日記は消さないから。
ぜぇ~ったい、消さないんだからぁ~!!
……あ。
これはあくまで、自分の目を覚ますための“創意工夫”という位置付けです。そして、その2。
決して下ネタを前面に出そうとして書いたわけじゃ~ございやせん。
そこいらあたりの誤解はおかしい。だからか急にむくれて、動けなくなる。面倒くさくなる。
僕は夏の陣のやり方で、ここのページを攻めていく。
- May 24, 2007 2:36 AM
- [ ゲロ古 ]