いやぁ~、映画って、本当に、いいもんですね。
観た観た。
とりあえずこれだけはってのは観た。
『ナチョ・リブレ 覆面の神様』
これは俺様が大好きなジャック・ブラックさんの最新作。
コメディなイカレ役でこの人の右に出る人はいなかろうて。
ただ、た~だこれ、今回……イマイチ。
笑った。笑いはした。そりゃジャック・ブラックだもの。
でももともと俺様、プロレスってやつが大嫌いなのだな。八百長くさいってのと動きが大げさなのと、不必要なアピールに加え、遅い。
なので、それの相乗効果とでもいいましょうか、楽しめた感は薄い。
というより、ジャック・ブラックさん人気に便乗した映画としか思えない感じ。
やっぱ個人的には『スクール・オブ・ロック』が傑作かな。
『プラダを着た悪魔』
おもしろかった!!
こぉ~れはおもしろかった!!
アン・ハサウェイもゲロかわいいじゃない。いいじゃないいいじゃない。『プリティー・プリンセス』で出てたな、アン・ハサウェイさん……あれもいいが、こっちでもいいな。
メリル・ストリープさんも徹底した意地悪っぷりがかなり素敵だぜ。そんななかでもほろっとさせるシーンもイカす。
まあ、たいして期待してなかったっていうのも大きいかもしらん。
とりあえず1位に踊り出たやつは観とく ─── これ、自分を通ぶらせるための掟。
もともとはなんか原作があるらしいけども、これは映画だなと思った。『ハリー・ポッター』も然り。
人間の奮闘ぶりは絵とか、やっぱし表情がないと伝わらない部分が多いと思うわけ。
で、意地悪っぷりも同じ。
恋も仕事も一生懸命に誠実、そして人生のなかでの大きな選択。
自分のための決断は、保身のためだけじゃなく、それがまた自分のなかにいる誰かのためになれば、それが最高にハッピーな道になるんだな。
自分のための決断っつーのは、きっとその先で自分が笑えることにつながるんであれば、自然とまわりも笑顔になるもんだ。
これはむしろ、女性より男性が見るべきだと思ふ。
『マーダーボール』
こりゃ映画じゃねぇ。
長編ドキュメンタリーってやつだな、完全に。構成とか展開も『RIZE』にすごい似てる。
もっと細かい正式な説明があるのかもしれんけど、観た感じでは“車椅子でやるラグビー”らしい。
これは、ほかの映画のDVDに入ってた予告編で“オウ!! 観てぇ!!”って思ったやつ。
個人的には、あくまで“映画”であってほしかった感じ。
予告編でもそんなふうに見えた。
まま、ただの勘違いと思い込みと期待っていうだけではあるけども、俺様は“車椅子バスケ”だと思ってたので、少なからずがっかりではある。
でも噴きだす熱さとかそこにある人間像とかがしっかりと描かれてて、あくまで“ヒューマンドラマ”っていう印象もある。
むしろ、スポーツ面のことは、あくまでタイトルの拝借をして“広報”みたいな感じすらある。
最後、解雇された監督さんの近況みたいな字幕で“現在はUSAのヘッドコーチ”っていうのは、さすがに笑った。
っつーか、ビビッた。むしろ、その勇気に乾杯だ。
『Mission Impossible 3(M:i:3)』
こりゃおもしれぇわ。
個人的にはこの『ミッション・インポッシブル』シリーズのなかで一番おもしれぇと思った。というより、初めて“おもしれぇ”と思った。
なんかもうこの映画のなかじゃトム・クルーズさんが、役柄としてあらゆる面でまわりから“絶対的”とさせてるところがいい感じ。
「さすがだね」って、あそこ好き。
でもって、「複雑な話なんだ」っていうシーンが、まさに文字どおりな感じで納得させてくれる。
それでいてきちんとエンディングを迎えてんだな。
とはいえ、また『4』をにおわせる終わり方ではある。
期待したい。
ただ、いつも気になるトム・クルーズさん。
なぜ全力疾走な感じで走ってるのに、常に上体は起きてるのか?
実は運動神経ないのか? それとも運動というか、スポーツというか、とにかく速く走るっていう経験が少なかった?
しかしながら、これこそがハリウッドスターたる姿勢なのか……
改めて、映画って、本当にいいもんですね。
- July 21, 2007 6:15 AM
- [ ゲロ古 ]