やはり俺様の目に狂いはなかったらしい……
大型新人は、超大型新人であったようだ。
ここへきて、いよいよ改めてマズい空気がたちこめてきてる。
におい立つ人が、明るく、それはまるで“あ、家のパソコン消してくるの忘れちゃった”ぐらいのノリで、こんなことを口走った。
「わたし、一日やらないと忘れちゃうんですよぉ~」
その前日、ご指導にあたってくれている人が、仕事終了後に、みっちり二時間ぐらいかけて、しかもお手製のマニュアルまで渡したそれに沿って順番に説明していた。それもまた、同じことを以前に何度も説明していることも踏まえて、だ。
そしてさらにその人は、“あの日説明してもらったことは全部忘れた”と言い放った。
「こないだはもう、すごく眠くて……」
また、超大型なもう一人。
こちらの若人には、フレグランスの人と別の人がご指導にあたってくれている。きっと初対面からでも、とても話しやすい印象を与える人だと思ふ。
ちなみに、フレグランスの人にマニュアルを作ってくれた人は、こちらの人である。もともと芳香ウィメンにご指導してくれていた人は、ちょっと前からすでに接し方がキツくなっていた。
まあ、そのご指導にあたってくれている人も、かなりの名言を吐いたわけですが、それはまたもう少し段落を踏んでからということで。
ヤンガーは、日に日に文句が増えていったらしい……初日のことは書いたものの、その度合いもエスカレートしているとのこと。
「メチャメチャめんどくせぇ~……そんなの、オレ絶対やんねぇ」
「イヤです。それ、オレやりません」
で、ちょっと別の仕事をやってもらってみた。
「ああ、こっちよりはあっちのほうがずっとマシ」
また、やっぱしこれ、関係はあっても部署が違って、さらには社員さんだと、新人だろうがなんだろうが平気で専門用語を連発するわけだ。
それがまた気に食わなかったようだ ──── わけわかんねぇ。
そうとうイラついていたらしい。
「もう二度とオレ、あっち行きません」
それを聞いて、ご指導にあたっていた人が言ったみたい。
「でもそのうち、電話にも出てもらわないと……」
「じゃあオレ辞めます」
そして椅子から立ち上がったらしい。
が、ご指導にあたっていた人も止めはしなかったものの、ヤングマンもまた席に座りなおした。
で、入るとき面接した人に直接文句を言いに行ったようだ。
「もう一回あんなことあったら辞めます」
それプラス、さらに言ったとのこと。
「だれにでもできる仕事って言ったじゃないですか」
二人とも、かなりの超大型である。
変人ってホントおもしれぇ……
- October 12, 2007 7:51 AM
- [ ゲロ古 ]