胸にそっと耳を押しつけてみる
視界のなかは知らない人たちが行き交ってる
まるで胸なんて持ってないように
でも鼓動が響いてくる
1つだけ
そしてもう1つが重なっていくんだ
胸にそっと耳を押しつけてみる
見慣れたものばかりが視界を埋め尽くしてる
まるで何も変わってないかのように
鼓動はよりいっそう強くなる
2つとも
そしてまた見知らぬ二人に戻っていくんだ
初めて出逢ったときのように
また初めて抱きしめ合ったときのように
街の喧騒のなかで
通い慣れた部屋のなかで
もう二度と会うことはなくたって
もう二度と離したくはないと抱きしめ合ったときのままに
またそれぞれの鼓動を刻んでくんだね
- November 2, 2007 11:20 AM
- [ ゲロ古 ]