ついにこの日の日記を書くことになったな。
長かった……むふぅ~……
そう、“手羽元”のこと。
俺様が、なにかとツベコベぬかす手羽元調理の写真を撮ろうと、やっとふっと思いだせたので撮ったのだよ。
だがしかし、今回は、いつもの調理法と違うパターンに挑戦したというわけ。
いつもは“めんみ”を使う ──── “濃縮5倍”とあるあの汁だ。
最近は薄味を目指して“めんつゆ”に変えてたわけだけども、いずれにせようまいことに変わりはないのだな。
その結果がこの写真。
まあ、もともとが日本人のベロによく合ってる味なんだろうなと思って使ったわけで、マズいはずがないという確信めいたものに基づいて試した初回。
したらまあ、超美味でビックリしつつも、予想どおりでなんかつまんない味っていうのも隠し味に含まれてた感じだな。
で、今回目指したのは、“シンプル” ──── 王道“塩コショウ”のみ。
それがこれ。
まま、それはあくまでおおまかなコンセプトっつーだけで、鶏肉なわけだし、ファッションの王道でもあるように同系色で身を固めるがごとく、チキンコンソメもちょびっと入れてみた。
それがよかったのか悪かったのか、まったりとした味に仕上がった。なぜかとろみもついた。
予定では、もっともっと本当に透き通るぐらいのスープになるはずだったのが、コンソメのせいか、濁りやがった。
が、思いのほかなん~~~~~~~まら、うまかった。
結果オーライ。
最初のひと口目で、<ん? ……超えたか?>というサプライズ。
あとはただただ食らうのみよ。
っつーことで、写真も含め、詳しいことは、長くなりそうだから続きにする。
まずは、いつもの“茶色いほう”から……
これが写真。
ちょっと寄ってみた図であります。
入ってるもんもわかりやすいかなと……
っつっても、入ってるもんは、だいたいどっちも一緒。
本当はもう、本当にこれだけで主食も副食も主菜も副菜も全部OKっていうぐらい、もっともっとキャベツとかジャガイモとかほうれん草とか、あとはピーマンにパプリカに、一本でも人参とかニッポンでもブロッコリーとか、とにかくなんでもかんでもブチ込みたい。
かるく“ボルシチ”? “ボルスチ”ったっけか?
俺様はスープが大好きなもんで、本当はあんな感じにスープとして思いっきりおかわりしつつ食べたい願望にまみれてる。
でも俺様、手羽元を食べてると、どうしてもご飯が欲しくなってしまうわけ。
まあねまあね、めんみでも塩コショウでも食べた感じからすると、この残り汁で、〆として、おじやみたいな食べ方したほうが絶対うまいとは思う。
だからそれは、野菜をふんだんに仕入れてきたときのお楽しみということでとっとくのだよ。
時間と野菜とご飯があまりまくってる方は、ぜひともお試しあってくれたまえ。
さて、んじゃまあ、作り方とか材料だな。
【材料】
- 手羽元
- 大量の酢
- めんみ※薄味志向の人は、めんつゆのほうがいいかと思ふ。
- 生姜
- なんかドロドロしたチリソースは特になくても可
- 椎茸
- たまねぎ
- 長ネギ
- バジル
- パセリ
- にんにくの芽
- あとはまあ、そのとき“これ今食いてぇ!!”という衝動に駆られた野菜
- できれば圧力鍋
【作り方】
- シャワーを浴びてるあいだに手羽元をレンジでチンしておく。
- シャワーからあがったら、もう一度、手羽元をレンジでチン。通称“追いチン”。
- そのあいだに身支度をすべて済ませる。
- あらかじめセットしておいた圧力鍋に、生姜とチリソースを投下。
- 追いチンが完了する前に、たまねぎとにんにくの芽と長ネギを切っておく。形は好き好き。
- 追いチンが終わったら、生姜とチリソースの上に、重ならないように配置する。
- ここで手羽元をなんとなくちょっと上から押してみる。
- バジルは、ここで直接手羽元にまぶすようにかける。
- 椎茸は食べたい以上にごっそり投下。
- たまねぎ投下。
- にんにくの芽をバラまく。
- パセリはバッサバッサとふりかける。ふりかけまくっちゃいます。
- がっつりお酢を注ぎこむ。
- めんみ or めんつゆを気持ち少なめに入れる。
- あとは水でいい感じになるまで浸す。
- で、煮れ。
とりあえず『24』の1話分ぐらい煮てると、こんな感じになる。
野菜とか具材は全部柔らかいほうがいいという方は、好きなだけ似るといい。
俺様としては、野菜は歯ごたえが命なので、圧力鍋のふたを開けてから投下して、いい感じになるまでグツグツ放置しておく。
あ、そうそう。
にんにくの芽は、投下する前にフライパンでかるくあぶっておくと、香りとか焦げた感じとかがよりいい感じになる。
そういや、こんときマーブルフライパンの動画、かるく録っときゃよかったな……
まあいい。
たかがにんにくの芽ごときじゃ、あの感動は足らん。もっとグッチョりネチョネチョしたもんじゃなきゃな。
あと、俺様からの個人的なメモとしては、生姜はチューブ入りを愛用中。自分ですりおろしたり切り刻んだりするのが面倒だから。
俺様はたいへんなお酢ファンなため、デッカい瓶の半分ぐらいまで。
しかしながら、前にお酢だけで煮てみたことがあったんだけど、ありゃ食えん。マズくはないし、むしろ個人的には、たいへんけっこうなお味でございましたけど、なまらムセんだわ、あれ。
手羽元の鳥肌も、なんだか艶っぽくてメチャメチャ健康的に見えたりもするけど、あいつが俺様の鼻腔をくすぐるたび、口に含んだ瞬間から、堰切ったように咳が止まんなくなっちまうんだな。
どんなにクッセェまんこでもグッと堪えて舐めたり吸ったりできるけど、あれは、あれだけはホント我慢できねかった。
とまあ、ザクッとこんな感じ。
さて、次は“魅惑の塩コショウ” ──── いいえ、“スフィア”です。
王道の宝石を使用したシンプルなお味。
そしてこれが、王室仕立ての写真。
具がむこうにいっちゃってて撮る方向ミスっちゃってるけど、日本独自に発展した空間の味ってことでよろしく見てちょうだい。
あっちでピョコッと立ってるのは、俺様の予想以上に美味だったという“どっきりフラッグ”っつーことで愛嬌。
いや、ホント。マジで。
なまらうめぇよ、これ。
【材料】
Ver.めんみとほぼ一緒。
- 手羽元
- 大量の酢
- いくつかのチキンコンソメ
- 生姜
- なんかドロドロしたチリソースは特になくても可
- 椎茸
- たまねぎ
- 長ネギ
- バジル
- パセリ
- パプリカ
- にんにくの芽
- あとはまあ、そのとき“これ今食いてぇ!!”という衝動に駆られた野菜
- できれば圧力鍋
- そして宝石
めんみ削除。
今回は習慣としてお酢を入れてしまいましたが、それは間違い。いや、本来の予定と違うってだけ。入れたい人は入れてみて。
あと追加したのが、“パプリカ”な。これは、なんかちっせぇ小瓶に入ってる粉のやつ。
ちなみに、俺様の宝石は、ダイショー。
【作り方】
こちらもほぼ一緒。
めんみの代わりにチキンコンソメを入れるだけ。
あと、パプリカは、完成後になんとなくまぶすもよし、またバジルとかパセリとあらかじめ入れておくのもよし、両方やってもよし。
そして完成。
まだ食う前だったにもかかわらず、なぜかピンボケしちゃってるぜ。
この写真のために、1本じゃなんか“鉄人”っぽくないっつーことで、2本にして撮り終わったあとでまた鍋に戻したのは秘密だよ。
あ、俺様のこれは、あらかじめ少々のパプリカーノして、また食べる前に、粉雪パプリカーノした。
パセリも同じ。
なんとなくショコラを思い出したもんで、ついついインスパイヤーされちまっただな。
長ネギは最後に入れるべし。
とまあ、サクサクッとこんな感じ。
手羽元好き、スープ好き、お酢好き、なんか好き。
そんな方、これちょっと作って食べてみれー。
以上!!
- November 24, 2007 8:02 AM
- [ ゲロ古 ]