今さらながらに『DEATH NOTE』を読みはじめてみるが、おもしろさに眼鼓。

 おもしれぇわ。
 やっぱおもしれぇわ、あれ。


 って言ってもまだ1巻の、さらに『退屈』って第1話しか読んでねぇけど、おもしれぇ。こりゃハマる。
 1巻全部読み終わる前に2巻買ってこねぇといかん。


 とはいえ、やっぱり“凡人にも理解のできる天才”だった。
 最初はとりあえず“世界の神になる”って単純な目標 ── まあ、“退屈”っていうのが動機なら、それでいて高校生なら仕方ないか。


 とも思うけど、やっぱ天才っつーぐらいなんだから、もうちょっと夢想だにしないような複雑なこと考えてほしかった。しかも高校生だ。さらに柔軟性も求めたい。
 しかしながら、男の考えるっつーことは、だいたい決まってくるのかね。“世界征服”とか“世界一”とか“唯一無二”とか、あとはなんだ ── とりあえず“これは自分にしかできない”って勝手に思い込むことぐらいか?
 だったら、むしろ主人公は女の子のほうがもっとおもしろそうな気がする。


 ああ、また始まった……
 自分の尺度と価値観、期待、展望だけで難癖つけるように褒めながら、ごくごく個人的な要望押しつけてる。


 でもそれはきっと女の勝手な思い込みだ。
 なにかと“男なんて”って、すぐ“男”ってのをひとくくりにして言い放ちたがる女。なんかちょっとかわいくてモテそうで、なんとなくツンケンしくさってる女。
 でもいつも感じる。


<おまえって、意外にモテないだろ?>


 むしろ男と話すこと自体、なんかイヤがってたり避けてねぇか?
 そのくせ、構ってくれないと寂しいとか、自分だけを見ててみたいな感じじゃねぇか?
 そんな矛盾も平気でかっ飛ばしちゃうような女もまた1つのかわいげなんだろうけど、それを素直に受け入れられない男もかわいげの1つなのかね。そう言われると、なんか自分がそやって責められてるって感じちゃってさ、たいして根拠もないくせに反論したぐらいにしてな。
 女がそやって男をひとくくりにして考えがちになるように、きっと男も同じなんだろうさ。


 んなもん、モテるモテないの問題じゃねぇよな。
 モテようがモテてなかろうが、わかったんならそうなんだろうさ。わからねぇもんはわからねぇ。
 ただ、それが誰にでも当てはまると思って、調子こいてっと~、そうじゃないとき泣き見るぞってだけでさぁ~ね。


 本気で惚れた人すら信用できなくなって、それすらひとくくりに“男なんて浮気するもんでしょ?”とか“女なんてみんな平気で嘘つくんだ”とか言いだしたぐらいにしてな。


 男も女も、どっちにも共通してひとくくりにできるったらよ。
 “どっちだって人を愛せる”ってことぐらいなんじゃね?

  • April 14, 2007 8:43 PM
  • 松田拓弥
  • [ ゲロ古 ]

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