なんとなく搭載させてみた。
なにやら登録したブログの影響力っつーのを計ってくれるらしい。
でも、実際なにを基準に影響力っていってるのかは不明。
んま、気持ちの問題だな。
悟空もスカウターで計測された自分の戦闘力以上の敵に勝っちゃうわけだし、ベジータも「アテにならん」とかいって捨てちゃうぐらいのもんだ。
と思ったら、なにやら独自のシステムでそいつをたたき出すらしい。
ブログへのアクセス数、更新頻度、被リンク数などなど……とても頭が良さそうだ。
俺様も男の子だ。こういうのは、なんとなく嬉しくなる。
ガンダムとかマクロスとか、ああいうロボットものにはまるで興味のない子だったけども、ドラゴンボールとかキン肉マンとかの肉弾戦には、異常なまでの興味と興奮を覚えた。
いや、キン肉マンは、また別だな。ありゃ流れだ。
漫画も欠かさず見てたし、ウォーズマンとかロビンマスクの絵もなまら練習した。しかしテリーマンだけは、どうしても上達しなかった。
それはなぜかと問われたならば、きっとヤツだけが、普通の人間の顔をしてたからだと思ふ。
それをそれらしくそうだって言わしめる一発でわかるような特徴のなかの特徴っていう特徴がねぇ。
だがしかし、そんな一番の要因は、きっと大好きないとこの兄ちゃんが、なまらキン消し持ってたからだろうと思われる。
向日葵とか植える鉢ぐらいの長方形の箱に、あふれんばかりのキン消し持ってた。
まさに“キン消しプール”也。
そして俺様は、それをそのまま授かった。棚が一つ埋まり、そこは“キン消し棚”と呼ばれた。
果てしなく嬉しかった。
毎日まいにち、飽きもせず遊んだ。
キン肉マンにはアシュラバスターをかけまくり、バッファローマンには、なぜかステカセキングで四の字固めをかけまくった。ステカセキングは脚が細ぇんだな。
しかしそれも、すぐ飽きた。
やっぱそこは消しゴムだ。人形だ。
遊ぶにも限界がある。
デカいやつはデカいだけに、足腰が硬い。腕も足も曲がらない。
テリーマンなんぞは、ナンバーワーンって片腕だけ上げた状態。飾るほか使い道がねぇ。
するとどうだろう?
捨て場がないじゃない。
そんなバカみたいな数の消しゴミ。
とりあえず学校に持ってって、ミート君の頭で“肉”をひき肉にしたこともあっただろう。横綱のつま先で“八百屋”のなかでも難しい“屋”の字を伸ばしたこともあったろう。
しかし消えねぇんだ。
おもちゃとしてはいいんだけど、消しゴムとしてはどうにも使えねぇ。実用性に欠けること著しい。
欲しいっていう友達には喜んであげた。
川の下でこっそり燃やそうとしたけど、クサくてクサくてもうもうもうもう付き合いきれねぇ。
あとはしかたないので、バターや砂糖水を塗ってアリさんにあげたりした。
そんなわけで、“ブログスカウター”に登録する際は、ブログのURLとメールアドレスを入力するだけなんで、そういう精神的なおもちゃみたいなのが欲しい人は、自分のブログあたりに装備させてみるのもいいかもしらん。
60ポイントを超えると、なんか“すごい体験”とかいいこともあるかもしれないんだそうだ。
どうだ?
ワクワクするか?
- July 10, 2007 12:54 AM
- [ ゲロ古 ]