Beijing OLYMPICS, and i love you...

 あ~あ、オリンピック終わっちゃったぁ~……
 早すぎ。惜しい。
 残念極まりない。
 “ なんか淋しくなるなぁ~ ”ってこういうことを言うのかねぇ~……

 次の日の競技スケジュールとにらめっこしながら、テレビ観るためだけに毎日まいにち早起きして、観れないやつは録画してさ。
 なんか張り合いがないっつーか、自分参加型のこと以外ではなんら刺激のない日々にまたどっぷりと浸かっていくのかなぁ~と思うとさ、そんな自分自身が切ないなと。
 応援しかできない自分もまたもどかしいかなと。

 ただねぇ~……
 最後の最後で大風邪っすよ。
 なので、ただいま 38.2 度の高熱にボコボコとうかされながらしたためております。

 それはなぜなら、どぉ~しても、これだけは書きたかったからである!!

 とはいえ、それはもうタイトルのとおりなのであるよ。
 まま、人生で初めてオリンピック全部を観たわけだから、細かいこともいろいろ書きたいことはあるさ。選手の差別化、おいおいバカにしてんのかという環境状況、なんだかとってもずさんな感じ。
 でも、そんなのは、高熱だしてるときにわざわざ無理してまで書きたいことじゃ~ない。実際どうでもよくはないけども、実際どうでもいいんすよ。そんなの。
 しょうもない。

 こないだの日記で、オリンピックにぴったりな歌ってことで、嵐さんの『風の向こうへ』とか『 All For One 』をチョイスしてみたわけなんだけど、あれ、違うね。
 うん、やっぱ違う。
 いい歌で、櫻井翔さんがラップ詞にインタビューで選手さんたちの言葉を聞いて感じた熱い気持ちを込めたわけだけども、やっぱ違うのよ。“ 一人はみんなのために、そして、みんなは一人のために ”っていうのも、なんとなくカッコよくて意味合いというかイメージとしても近いけど、違うのよ。
 それこそ、いっちゃん大事な部分が抜け落ちてしまってるのよ。

 まま、やっぱオリンピックってさ、世界のトップアスリートさんたちが集う地球規模の祭典なわけで、みんなが金メダルを望み、そしてその先にあるであろう栄光や名誉、自分の可能性をさらなる高みへと導こうとするわけだ。
 オリンピックのたびに世界新が出て、新しいヒーローやヒロインが生まれて、連覇があって、事件があったりしてな。

 いや、だからこそだよな。
 自分を信じてとか、支えてくれたみんなにありがとうとか、夢とか希望とか、なんかそんなちっさい規模の話じゃないと思うわけ。
 そして今回、オリンピックっていう競技の一つひとつをちゃんと観てみて、今までは四年に一度のオリンピックといえど、サッカーとかバレーとかバスケとか自分の興味が湧く競技しか観なかった俺様だったわけで、だけど、こうして一つを一つとして観れば観るほど、なんかこう、なんつーの?
 人間にしろ、背景にしろ、もっと壮大なスケールのことだと感じたわけ。
 だから、具体的なこう、ズバーッと簡単にイメージできたりしちゃうようなリアルな言葉とかじゃ表現できないレベルの人間関係なんだろうなと。

 だから。


 そう、やっぱ、インタビューとか、ドキュメンタリーみたいなので映像を見たり話を聞いたりすると、必ず “ アイ・ラブーユー ” が出てくる。
 そして、その人それぞれに背景や経緯があって、言葉や表現のしかたは違えども、なんだかんだで “ i love you ” なんだろうなと。
 そう聞こえてくるのよ。聞こえてきてしまうわけ。

 内柴さんが家族に向かって名前を叫んだのも、伊調さんたちがなにか聞かれるたびにいちいち “ 馨が ──── ” と “ 千春が ──── ” と答えてたのも、北島さんが “ なんも言えねぇ ” って言ったのも、男子 400m リレーの選手さんたちが四人で抱き合って離れなかったのも、負けた選手が試合中の選手の応援に行ってたのも、すべてがそう。
 そこにつながってるんだなと。
 だから一人ぐらい「もうみんな、アイ・ラブ・ユゥウウウウウウウウウ ────── !!!!」って叫ぶ人がいてもいいじゃねぇかって思ったな。

 でもさ、それぞれに言葉や表現を変えてそう伝えてたんだなと。
 最高の道も、絆も、息子も、家族も、誇りも、ありがとうも、また次もも、みんなみんな「アイ・ラブ・ユー」を伝えたい人がいるからなのかなと。
 そうやって伝えてるのかなと。
 悔しくても嬉しくても、そこには愛があるから涙が流れてくるのかなと。


 ただ、そういう目で見れば、絶対にそれぞれにそんな気持ちがあるだろう小田和正さんの『言葉にできない』ってあの歌も当てはまっちゃいそうなんだけど、あれはちょっとスケールがデカすぎるのと、あの曲と歌詞では、あらゆることに言えてしまいそうで反則だから、ダメ。
 それプラス、そんな気持ちを抱いたとて、そういう気持ちを言葉で伝えようとしてるからな。言葉にできない気持ちを、言葉にできないから “ 言葉にできない ” って言葉で伝えて終わらせないもんな。
 たぶん、そういう言葉にできない気持ちを言葉にして表現できるというか、したい場所なのかな。オリンピックっていうあの場ってのは。

 選手の方々、選手を裏方として支えたサポーターやスタッフさんたち、お互いに支え合ってきたチームメイト、そして、選手を支えつづけた選手の家族さんたちや、応援する世界中のファンの人たち。
 ファンの人たちなんてのは、声援を送る選手さんたちには、自分の名前すら知ってもらえてない。
 にも関わらず、本気で応援するんだよな。
 
 だから、『 and i love you 』

 金メダル、and i love you 。
 銀メダル、and i love you 。
 銅メダル、and i love you 。
 ノー・メダル、and i love you 。

 そして、応援する人の声援も、声援を送る人たちどうしの輪も、選手からチームメイトたちへかける声も、家族への言葉も、選手自身が歩む道も、誇りもプライドも期待も不安も、お互いに向ける気持ちも、きっとみんながそうなんだろうなと。
 だからこそ、ただの “ i love you ” ではなくて、“ and i love you ” なんだな。

 そして、空だとか海だとか、なんかとにかく自然というか、あまりにも大きなものと自分自身を比較して、自分の存在、ましてやその悩みやつらさ、そういったものがちっぽけなことに過ぎないなんていうネガティブな考え方が、それこそがいかにちっぽけなことなのかを教えてくれるのが、オリンピックだった。
 そんなのは、なんの解決にもなってなくて、結局ただの逃避でしかないんだな。

 人間どうしじゃ解決できそうもないことで神を持ち出してきたり、自分じゃ解決できそうもないことには、そうやってより大きくて不変な感じで存在してるものと比較する。

 ちっぽけなことって片付けてしまってたことを、もう一度見なおしてみようよっていう気持ち。
 いや、何度も何度も見なおしていこうっていう強さ。

 オリンピックの素晴らしさって、そういうところに見つけられたな、なんか。
 メダルも当然そうだろうけど、でもそれがすべてじゃなくて、なんとなく選手の人たちも、応援する側の人も、メダルにすべてがおさまるってわけじゃない。
 大切にしてることや大事にしてるもの、なんかそういう広いもの。選手の人も、応援する人も。
 それってなんか、“ i love you ” の向こう側にきっとあるものなんだなって感じた。


 メダル、家族、誇り、栄誉、ファン、応援、そのほかにもいろんなものや人と、そして、“ i love you ” でできている。
 “ 一人じゃないんだよ ” っていう本当の意味って、きっとそこらへんにあるんだろうなと思うわけ。

 選手自身、応援する人、家族、チームメイト、裏方さんたち、それぞれの結果があって、それが歩んだ道があって、それら以外のあまりにも深く広いところでのそれらがあって、そのなかでそれぞれに胸のなかで抱いたこと and i love you...

 それがきっと、オリンピックっていう地球規模で、世界中の人が集うお祭りなんだろうな。

 だからもっともっと、この “ and i love you ” の精神と、“ i love you ” っていう言葉を素直に、もっと素直に世界中の人たちが言えるようになれば、このオリンピックの精神であろうはずの “ 世界平和 ” っていう理想の世界が近づいてくるんじゃなかろうか。


 Thank you so much, and i love you.

  • August 25, 2008 8:10 AM
  • 松田拓弥
  • [ SPORT ]

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