人は徒然、時は枯れ草、そして時代は雑木林。
技術というやつは、時代の二歩も三歩も常に前を歩き、時代に取り残される人類に、その背中を見せつけつづけるのである。
俺様、先日のとある昼下がり、近所の生協こと≪ルーシー≫さんにて衝撃的な技術に出くわした。
なにげなく、そしてさりげなく買い物をしていた俺様。
とりあえずその日の目的だった “ 午後の紅茶 ストレートティー ” の、見た目には1.3リットルちっくなペットボトルのお会計を済ました。
早く自転車にまたがりたいがために、出入り口へと向かいかけたそのときだった。
なにやら目新しい機械を視界の隅にとらえた。
バックステップでそちらに戻ってみること数歩。
ズデ ──── ン!!!!!!!!
近くをウロウロしている生協のおばさんが一人。
一人でキョロキョロしてみるも、おばさんが微妙な空気をかもし出しながらこちらの様子をうかがっている。
しばしのご対面。
──── ワオッ!!
それはまるで発作のようだった。
セルフレジスターマシーン!!!!
べらんめぇ~い!!
とりあえず飲みたくもない缶コーヒーを一本、近くの棚から持ってきて、早速使ってみた。
いたって簡単。
なんてこたぁ~ない。
バーコードを見せて隣の台の上に置いていくだけで、あとは画面の指示に従ってれば自動的に清算まで終了。
とはいえ、ひとりでニッコニコしながらセルフレジスターなるものと戯れていた昼下がり。30歳。男。
と思いきや、そこでササッと横から手を伸ばしてきたおばちゃんにビビッた!!
そのテープの貼り方や、まさにデキる人間の業だぜ!! これ!!!!
なかなかできねぇぜぇ~、これ……
ちょっと折り返してあるのだよ。
こういうところが、他人への配慮ができる人と、そうじゃない人の差だよな。
いやぁ~、大いに感動した!!
というわけで、こないだちょっと調べてみて驚愕したことを書き残しておくとしよう。
先に結果を書いておこう。
俺様の書くブログの文章は、文字単位でカウントすると、平均 5000近い文字数らしい。
最近ので自分でも一番長いと感じた文章、映画の感想である『『神鵰侠侶』』は、なんとその数、約10000文字。
……あり得ねっす。
逆に、自分で “ え~、今日の短っ!! ” って感じたやつで、3000文字程度。
これ、いかがなものか……
基本的に、ブログでもサイトでも、1ページに載せる文章量というのは、だいたい相場として500文字から1000文字とのこと。
それぐらいがもっとも人がディスプレイ上の文章として読みやすい量なんだそうだ。
長けりゃいいってもんじゃないし、それがいい文章っていうわけじゃ、決してない。
しかしながら、短すぎる文章というものを、人が見て “ いい!! ” と言われにくいのもまた事実。
これ不思議なもんで、文章もデザインの一つみたいな感覚だよな、最近って。
読むってより、見るって感じ?
文章も句読点ごとに全部改行されてる文章が多い。ネットでは特に。
読みやすい。たしかに。内容によっては。
でもあれ、個人的には嫌いだ。
なぜだか “ うぜぇ ” と感じてしまうのだな。
ちょっとカッコよさげに見えるし、ああやって書いてるほうが、なんとなく “ いい感じ ” って映るような気がするんだろうな。
でもあれって、きっと自分のためっていうのが大いにあるんだろうなと。
どうしたって読みづらいのだよ、ああいう形の文章って。
逆に目が疲れる。
で、量的にはたいしたことないのに、読み終わったあと、ものすごい読んだ気になる。
そしてたぶん、書いた側も、同じ感覚を味わってるんだろうと思われる。
そう、文字がかさばってるように見えるわけ。
逆に、そんな文字の重なりのない宙ぶらりんな感じが、その文章の説得力を失わせてるかなと。
つまり、セルフサービスとはいえ、完全に他人を無視してもいいのかって話。
- June 10, 2009 1:53 AM
- [ 別になんでもねぇ記録 ]