え~っとぉ~、なんかもうすっかり春。
SNOW ... 雪なんざまったくねぇ。
あぁ~、ヤダヤダ……汚ぇ。
ビッチャビチャの雪たち、嗚呼、はねっかえりたち。
紫さんだったか枕さんだったかも、“ いとわろし ” と嘆かれたこの季節。
まあ、たいして関係ないんだけど、このまんまいくと、たぶんそのまま公開もされず、来年の同じ時期ぐらいまでお蔵入りしそうだったので、ここいらあたり出しておく。
吹雪だった前日から、なんかちょぴっとのあいだだけ雪がやんだ。
だからせっせと除雪した。
俺様の雪かき……パーフェクトゥリー。
これを雪かきと呼ぶんじゃい!!
ちょ~っと寄せて上げたぐらい、除雪なんて呼ばねんだっつの。
スコップは、最低3つ。
ダンプと、金属製の先っちょとんがった中ぐらいのと、スコップ版ダンプみたいのが1つ。写真で言えば、紫色のやつ。
プラス、プラスチックのほうきみたいのがあれば、なお良し。
迅速かつ完璧な除雪のやり方としては、ダンプでまず大方の雪を、多少掘りながら捨てる場所に向かって放射線状かつ一直線に片づけていく。融雪機があれば、どんどんそこにぶっこんでく。
このとき、面倒だからとか、あとでまとめて突っ込めばいいとかいう考え、まずそっちを捨てなさい。
あとからまとめて捨てるとなると、山盛りになってるわけだから、重力と圧力でその雪はかったくなってるわけ。そこにまたいちいちダンプをぶっ刺すほうが時間が余計にかかる。
だから、雪のはけ口までまっしぐらに進むべし。
実際には、この “ 放射線状 ” というのがわかりません。扇形に、とでもつけ加えておく。
次。
デッカいダンプで排除した雪面を、さらに今度は、スコップ版ダンプで、うまいことサラサラーッとえぐっていく。
これがまた取れるのよ、窪田さんとこの奥さァ~ん!!
しかも、力はあんまし入れないから、ボコボコなとこだけをきれいに削り落としてくれるわけ。スコップとも違うんで、変なムラもできづらい。
このとき、あまりに力を入れすぎると、不意に柔らかい雪のところでいきなり “ オエッ ” ってなるから気をつけるように。偏った力を込めると、手首がグキッとなるから、もっと気をつけるように。けっこう痛いよ。
はい、そこ。
力まなァ~い。
最後。
車があると、これどうしても雪の表面になんとも美しくないデコボコができてしまうもんです。
車はあったかいし、その下には雪が積もらないから。冬はやっぱし乗り込む前にあっためるっていうこともするので、しかも車さんてば、妙な構造してるから、雪の溶け方もいびつなのよね。
だから、叩くのじゃ!!
プラスチックのほうきでバッサバッサやったあと、ヘコんでるところをバッシバシぶったたく!!
あまりに自分ちだけ掘りすぎると、いかんせん政府の除雪車はバリバリえぐってってそのまま人様の家の前に放置していくので、それとの段差が激しくなり、車が出られなくなる。
なので、そのへんのバランスを視野の隅で考慮しつつ、表面のムラをなくす。
これが美しい除雪の鉄則。
たぁ~だ雪なくしゃ~いいってもんでもない。
階段のあるおうちは、プラほうで結晶一つないぐらいまで掃き散らして、終了。
あ、これは最初にやっておいてもいいよ。
たぶん北海道の離婚率が高いのは、なんだかんだ理由つけて、旦那が奥方に雪かきをやらせるからだと思います。
また、チャリンコも快適にぶっちぎれるこの季節。
カーブでもおっかなびっくりハンドルを切らなくていい。ビビッて両足のつま先を路面に触れさせなくてもいい。
そんな季節が幕を開けた。
夏至はまだか。
でも、冬を越し、まったくもってメンテナンスの施されていない俺様の自転車は、チェーンがちゅるるるぅ~、ちゅるるるぅ~って鳴る。
なんか可愛い越冬の鎖。
かといって、チェーンに油を差してやるってーと、チェーンカバーのない俺様の自転車は、ズボンをすこぶる汚してくれる。
まるで、うんこをほのぼのインサイド・キックしたかのような茶色さになってしまう。
避けたい。
嗚呼、早く二人乗りしたい……
- April 3, 2008 11:46 AM
- [ ポインセチア ]