先日催された俺様の誕生日から数日経って親父に渡した My family 最後のプレゼント。
ここにも記憶を頼りに公開してみた親父への手紙。
しかぁ ──────── し!!!!
あの親父、読まないで普通に捨てたらしい。
昨日のバイト中、姉ちゃんからメールがきて知った。
なんで「泣くなよ」って言ってたのかよくわからなかったって
いやはや。
さすがは昔の空気をいまだその身にまとう愚直なほどまっすぐな、生粋の直球人間だ。
小手先だけのこざかしい演出なんざ無視だ。
おまえはヤギか。読まずに捨てるな。普通に開けば、普通に真ん中に、いや、こざかしい感じではあるけども、普通に見えるぐらいに書いたはずなんだけどなぁ~……
っつーか、これでただの500円の腕時計になっちまったじゃねぇか。
バイト中に笑わせやがって、あの裕次郎めが……
しかしな。
まま、親父はそんぐらいのがいいさ。
きっと彼は、すでに腕にはめてるはずだ。もしかしたら、じいちゃんの形見の時計と、二つしてるかもしらん。
んでまた直球人間な親父は、俺様と親父だけのあいだで話してたはずのことを、いつの間にか姉ちゃんにチクりやがって……
なんか、変にささやかな感じでやっこくなった感じのメールが届いた。むしろそっちメインで、ケータイのメールなのに、20行ぐらいあった。
ケータイのそれではたったひと言 “ はあ ” とかタイトルに “ 知らね ” とかだけだったりではあるけども、基本的には長文書きの俺様とて、さすがにビビッたぜ。
人間、真面目なのはいいことだ。
でも、真面目すぎるのも、時にいかがなものかな。
- July 12, 2008 5:07 PM
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