いやぁ~……
すっげぇ。
めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ、カッケェ。
いや、マジで。
俺様がだれかをちょ~っと褒めると、どうにもこうにも、なぜかバカにしてると思われるわけなんだけども、さすがにこれはバカにできる要素がないでしょう。
あ、あの、あのね?
俺様、“ スタジオ ジズリ ” さんの映画って好きじゃねぇの。
ウメくんは昔っから大好きでいろいろ観てるみたいで、『ハウルの動く城』なんざ自分で DVD 買ってたもんな。ほぼ衝動買いで。
しかしながら俺様が宮崎さんの映画を観ると、たいがい途中で寝るか、いつの間にかご飯作りだしたり、ご飯食べだしたり、ゴミ捨てに行ったりしはじめる。
いまだにナウシカとラピュタの区別がつかない。
どうしても興味が持てないの、“ ジズリ ” さんて。
なんでかなぁ~……
日本中が、そして今や世界中が愛する宮崎駿さんの映画なのに。“ みやざきはやお ” って打って変換したら、一発で “ 宮崎駿 ” って出てくるのに。
ケータイの自動変換辞書に “ きむたく ” って打ったら、“ 木村拓哉 ” ってすぐに候補が出てくるのと同じぐらいすごいことだってのに。
木村さん、あなたって人は、どうしてそんなにも男として、そして人間としての魅力を縦横無尽に振りまくのですか。
そして宮崎さん、次回作はもっと、あなたの思い描くリアルな人間世界を描いてみてほしいです。ファンタジーという名のベールで優しく静かに、すんなりと自然なぬくもりをもって浸透していく水ような、水彩画のような抽象性ににじませるのではなく、もっとザックリと描いてみてほしいです。
鋭く現実を見抜く洞察力をお持ちであるからこそ、あんなにも世界を魅了するファンタジーが創りだせるのだと思います。
ありのままを描くのは簡単です。ただそのままを描けばいいのですから。
でも、そこらへんを宮崎さんの表現法でズックシにしてバビッと描いていただけたら、これ俺様も幸いにして楽しみ。
『となりのトトロ』を初めて観たときは、隣で目をキラキラさせてる姉ちゃんと、テレビの下のビデオデッキに表示されてるデジタル時計とのあいだを、俺様の視線が行ったり来たりしておりました。
だが、しかぁ ──────── し!!!!!!!!!
もうね、この人のこの『トトロック』初めて聴いたとき、ひっさびさに鳥肌立てる前に画面ば凝視しちゃったもんな。
本来の目的は、俺様も “ ピーピーピーしたい!! ” という気持ちで江頭さんだったわけなんだけども、なぜだかギターのすご技みたいなのを眺めてたという経緯。
そうねそうね、この人が言ってること、俺様も読んでバッコリ産道。
なんで俺様が映画同様、“ スタジオ ジズリ ” さんの音楽にも興味がもてないのかといえば、まるで魂を揺さぶられるものがないからだなと。
ファンタジーならファンタジックな音楽。
ロックみたく熱いのが魂揺さぶるのかっつったらそうじゃない。超メロウなバラードだって魂揺さぶられるからな。
なんつんだ?
“ ジズリ ” さんの映画音楽って、なんか右腕と右肩にくるんだよ。
たしかこの『トトロック』は続けざまに3回は聴いたはず。
当然、ほかのも聴いてみた。いや、全部聴いた。
どれもこれもアニメとか特撮ヒーローものので、最近の俺様には馴染みのない曲ばっかなんだけども、そんなの僕からしたら、関係なぁい。
いいもんはいいんだよ。
で、個人的に一番好きというか、カッコいいと感じたのは、これ。
『仮面ライダー電王』っていうのは名前を聞いたことがあるってぐらいだけど、ちょっと観てみたくなった。『仮面ライダー響鬼』なら、細川茂樹さんが出てたし、『プリキュア』の前にやってたから、ついでにテレビついてたりした。
あ、これも好きだな。
生粋のゲーマーでありつつもこの『ロックマン2』はやったことねぇわけだけども、この曲自体もいいわけで、アレンジしてんのかはわからんけど、この人のギターだとなおのこといいのではないか?
そんなことを思わせる。
すげぇよ。マジですげぇよ。
ギター弾ける人って、なんでこんなにカッコいいんだろうか?
前に、『イタメン』のメドレーみたいな番組で辺見えみりさんも言ってたけども、“ ギター弾けるっていうだけでカッコよく見える ” もんなんだろうか?
スーツを身にまとった男のように、カッコよさ2割増しなのか?
そして、俺様の長年の経験から、顔もカッコいいと思われる。
本当にいいもん持ってる人は顔もカッコいいのだよ。
音楽系列では、ほぼ十割方その良し悪しがわからない男だけども、この人は、たぶん本物だと思ふ。特にギターは、個人的に好きじゃない楽器でもあるんだけど、どうもすごい気がしてならねぇ。
たぶんギターの演奏技術とかその他もろもろのテクニックも恐ろしくすごいことしちゃってるんだろうけども、そういうんじゃない。
なんか魂にズコーンとくる。
中学のとき、なんかいろんな部分でギターかぶれだった人が “ んじゃあ、‘ ライトハンド ’ できる? ” ってほかのギターやってる人みんなにまず聞いてたけど、そんな次元じゃないんでしょ、たぶん?
巧い下手じゃなく、感動すんだよ。いや、マジで。
しかしながら、どうやらいたるところで超有名だったらしい『トトロック』。
うん、たしかに納得。こりゃすげぇや。
世界の目を魅了した宮崎駿さんと同じステージに立ってるのだな。
んで、楽器がすこぶる巧く弾ける人が必ずしも自分でいい歌を作れるとは限らないらしい。
昔、高校のときにコピーバンドっていうやつで学校でもすっげぇ人気だった軽音部の人たちが、いつかの学祭でオリジナルの曲を歌ったわけだけども、ひどい有様だった。
っていっても、それがこの人にかぶってるなんてわけじゃない。そこは誤解なきよう。
いやはや、ホント今さらなんだろうけど、もし知らない人がいたらこういうのもたまにはいいのではないかなと。
生粋の “ ジブリ ” ファンで、そのほとんどの作品の音楽を手がけてるらしい久石譲さん以外のは、絶対に認めないっていう人はイメージ崩れて拒否反応起こすかもしらんけど、また違った魅力を発見できるのではないかなと。
にしても、“ 寝ぼけた状態 ” でここまで楽器を使いこなせるようなレベルだったら、無意識に手ぇ動かすだけでそれがもうすでに曲になってたりすんのかな。
それっていいなと、うらやましいなと思う。
結局、自分の完全なオリジナルじゃない限り、著作権の問題とかでその著作物の名前を強制的にそのまんま使わされるわけで、それってつまんねぇ。
ちょっとでも似てたり、かすめてたりすると、やれ盗作だのやれコピーだの、やれパクりだの言われるという顛末を迎えて、終わる。
なんか最近、それが流行りなのかってなぐらいうるさい。うざい。
人間なんだから多少のインスパイアは仕方ねぇだろ?
無意識のうちに影響されてたりするのがまたいいんではねぇのか?
それをまたなんかさ、ちょっと知識があったり、自分も似たようなことしてる人間が聴くと、“ あ、なんかどっかで聴いたことあるなぁ~ ” とかニヤニヤしながらほざきやがる。
そりゃそうさ。
そりゃ五線譜にゃ何十万、何百万、いや、何億とおりもの組み合わせはあるだろうけども、人間が心地いいと感じるメロディーとかにゃ限界があんだよ。
あ、え? いや、あの……たぶんね。
やっぱ売れなきゃ意味ないでしょ。意味っていうとちょっと語弊があるかもしれんけど、やっぱ音楽やるならそれだけで食っていけたら最高なわけで、そこ目指して日夜がんばるわけだからさ。
俺様の初の作詞・作曲オリジナル曲『スペイン人になりたいな』聴かせてやろうか!?
あぁ、こら!?
モーツァルトばりの転調と、アドルフばりの凄みと、柳沢慎吾さんばりのハイテンションと、噂に聞く普段の岡村さんばりの根暗さが織り成すビミョ~なバカ歌。
初のオリジナル曲にして、一緒にいたウメくんに開口一番そう指摘された “ バカ歌 ” である。
自分で作ったらさ、だれが聞いてもとりあえず笑っとけみたいな『スペイン人になりたいな』なんて名前だってつけられちゃうんだよ?
変だろうがイカレてようが、カッコよかろうがキュートだろうが、どんなタイトルつけてもいいんだぜ?
世界中が泣いている/とめどなくあふれる涙を/我慢することもなく/また一つの命が生まれた/生きたいという深い気持ち/生きるという強い心/目に見えぬものの大切さを叫ぶより/僕はただ、ただただ/それを愛と呼ぼう
『 Mr.ナカダ』より抜粋
これってすっげぇ楽しいのよ。そのために自分で創るっていうことに執着してる部分もある。
やっぱりなんだかんだで言葉っつーのは大切なわけで、その先頭にくるタイトルっつーのは、これまたやっぱり一番人目を引くもんだからな。
でもあえて、そこで手を抜くことの楽しさったらないね。
手を抜いてると見せかけられるような真剣さ。
そこにクリエイティビティーのおもしろさがあると言ってもいい。
それはなぜなら、それがおもしろいから。
嗚呼、俺様も、こんぐらい立ちバックで “ あぁ~、イクイクイク、もうイッちゃうイッちゃう……イッちゃう ──── !!!! ” っていうぐらいの勢いでギター弾けたら、ギターもちょっとは楽しめるようになるのかなぁ~とか想像してみたり。
- July 16, 2008 8:22 AM
- [ 音楽 ]