今まではそう、バカみたいな量の紙を扱う作業なので、とりあえず基本どおりの指サッキングのみでやってきた俺様。
指サッキングもいろいろ試した。ああ、試したさ。
オールゴムの親指タイプから、女性に大人気の爪を覆うだけのアクセサリーがごとく指サックまで。ぶつぶつ付きの大仏みたいな指サッキングもつけてみた。
まま、とりあえず、グリップ力では、やっぱオールゴムで親指全体を覆ってしまうタイプが一番いい。
でもあれは蒸れるのよねぇ~……
と、そのへんのカスタマイズは過去の日記に書いてあるので割愛。
そう、これはバイト先でのこと。
つまり、伝票というやつだ。またの名を “ オクリ ” 。
どんなやつでも一回ぐらいは触ったことがあるだろう、あの紙 ──── クソ紙。
なにを隠そう俺様は、己の手をこの上なく大切に扱うため、どうやら敏感というか、デリケートというか、貧弱になってきておるらしいのだよ、これがまた。たぶん過保護なのだな。
紙を生指で触っただけでカサッカサになってゆくのだ。本も、できれば指サック使って生ではページをめくりたくないぐらい。新聞なんてもってのほかだ。
しまいには指先の皮がはがれてくるのだな。
そうよ。そうなのよ。
あのクソ紙はな?
その上何枚も重なってる裏側に “ カーボン ” がついてんのよ。
あれがまたクソ忌々しいことこの上ない。
汚れんだ!!
俺様はね?
手ぇ汚れるっていうのがイヤ。とにかくイヤなの。
イヤイヤイヤイヤイヤ……
手ぇ汚いやつも嫌い。大嫌い。俺様のなににも触れてほしくない。体はもちろんのこと、俺様の持ち物、部屋のインテリア、キーボード、部屋にも入れたくない。
究極的には、そんな手をぶら下げた状態で、俺様に近寄ってほしくないのだよ。
だから、指サッキングだけにとどまらず、そんな昨今では、バイト先での仕事用に手袋をつけるようになったわけ。
やっぱネットで探すとホント、安いのねぇ~……
なんか “ ダンロップ ” さんとか “ ミズノ ” さんとか、ゴルフ以外でも聞くような有名どころの手袋でも1000円以下で買えちゃったりするらしい。
俺様が行ってるのは、いつも≪ベス~ト電器≫に行ったり帰ってきたりする途中、俺様には一生縁もゆかりもなさそうだと思っていた近所の≪ GOLF ≫っていうムダに爽やかな緑色のお店。
高い。楽天市場で数々見てても、実に高い。ぼったくりじゃねぇかと思えてくる。
20世紀最大にしてコクのある文明の利器 “ パソコン ” 、いや ──── インターネットに超絶あやかっているこのごろの俺様。
最初に思いついたときは、なんかタクシーのおっちゃんたち、あるいはマイケル・ジャクソンがつけてる純白な薄手の手袋でいいんじゃねぇかと思ってた。
とりあえず汚れなきゃいい。クソったれカーボンと、ヒアルロン酸 200% な俺様の指先の潤いを奪う紙からの保護。プラス、日焼け防止。
それらすべてにおいて妥当。
だが、しかし、とある土曜の正午前。
『熱闘!ゴルフ向上委員会』という番組が、洗濯物を干す俺様の背後でかかっていた。森下千里さんが実に愛らしいゴルフ番組。
森下さん、けっこううまい。チョロッたときは、かなり可愛い。個人的に、ミスッたときには “ チロッ ” とベロを出していただきたい。
俺様、地味に森下さんがかなり好きらしい。こないだの罰ゲームで、“ デビュー曲を歌う ” というのを本気で期待してた。
森下千里さんて、なんか落ち着いてて、大人な女性という印象があって実にいいのです。
好きです。
番組のなかでも、なにげに聞こえてくる “ グリップ ” という単語。
だから、“ どうせならグリップを…… ” と。
そんなわけで、とりあえずコンビニで “ MJ グローブ ” を見て ──── ショボ ──── という評価を下したあと、手近にゴルフ用品が売ってそうだったら≪ GOLF ≫へと、いざ!!
“ イグニオ ゴルフグローブ IG-1G1066GG 【左手 / Lサイズ】 ”
これは、とりあえずっていうことで買ってみた初期タイプ。
色は黒だったかもう憶えてないので定かじゃないし、右手だったか左手だったかも忘れたけど、安かったから。
感想としては、イマイチ馴染まなかったな、これ。フィット感が甘い。
紙作業にも適してないし、指先の布地が緩いのか生地が硬いのか、生地どうしの接合部分の縫製が大ざっぱなのか、キーボードを打つとき、隣とか下のキーを打ってしまうことが多かった。
あと、蒸れたな。やっぱ。
なので、リピーターならず。
そしてこちら、 “ イグニオ ゴルフグローブ IG-1G1006GG 人工皮革タイプ 【26cm:ホワイト・左手】 ” も上の IG-1G1066GG と一緒に買ったやつ。
お目当ては、指先のグリップなポッチ。そして、柔らかい生地。いい具合にストレッチングしてくれる。
ただ、それは普段の作業のやり方を勘違いして左手用を買ってしまったミステイクの品。本当にそんなグリップが必要だったのは、俺様のゴールデン・ライトハンド。
次のときは右手用にこれを買ってみたわけだけども、これがまた意外や意外、指先のグリップなポッチ部分が、すぐにはがれてしまって、全然使いものにならないでやんの。これ。
たかが紙めくるだけですぐスルンスルンにむけちゃうんなら、ゴルフのクラブにぎったら、もって3日ぐらいなんじゃない?
まるっきりグリップ部分が全部むけたら、ホントさらっさら。生理用ナプキンみたい。いや、脱脂綿かな。
実に期待はずれ。
なので、これもリピーターならず。
デザインと生地はいい感じだったから、残念な一品。
最初にもう一枚買ってみたのが、こちらの手の甲のほうがメッシュになってる “ イグニオ グローブ IG-IG1087GG ネイビー・Lメンズ ” っていう手袋。
って、これメッシュだよな?
実に使い勝手がいい。
掌のほうは、触るとザラザラした石膏みたいな質感の布地で、表面には微妙な凹凸加工が施されてる。イボイボして出っ張ってるんじゃなくて、凹んでるタイプ。たこ焼き焼き器みたいな感じ。
紙との相性がいいのか、全然滑らないんだな。グリップポッチと違って使いこんで減ることもないし、減ったところでグリップ力は変わらないらしいのだよ。
でもって、キーボード入力の際も、タイプミスがない。自分が普通に間違ったときぐらい。指先の縫合部分にムダがないのかな。メッシュ生地な上にストレッチ素材だから、フィット感も抜群にいい。
ただ、指先部分の生地と生地との縫合具合が、ちょっと弱いのか、そこからほつれてくるのが難点。
とはいえ、耐久性もこのなかで一番良好。
デザインもソー・ナイスっす。ネイビーってのがいい。グレイタイプもあるけど、ネイビーのほうが締まって見える。
というわけで、こちらは今も使ってて、右手用でリピーターになった。今後は、両手をこれでそろえようかと検討中。
風が吹いたら、冬の部屋用にもそろえておこうか。ただまあ、部屋用のにグリップ力はいらんからな。
どうしてもグリップ力が欲しかったので、チョイスしたのが “ adidas Golf / ディラビリティグローブ〔ロゴ・片手用〕黒 ” っていうこれ。
初の個包装。そして、若者たちにも大人気の “ アディダス ” !!
今現在の左手用手袋。
まま、やっぱし高かったんだけども、この指部分の質感に魅力を感じてしまったわけ。オールゴムの指サッキングみたいに見えたのよ、これがまた。
最初はよかった。これもグリップなポッチのタイプと同じ感じ。
ただ、こちらははがれるってわけじゃないから長持ちはしたけど、この生地の質感ごと落ちる感じ。ゴムっぽい生地ごと磨耗してく模様。
まあ、ゴムとゴムならいいかもしらんけど、対紙だと、すぐにフェルト状態。
タイプミスも多い。
そして、最上級に蒸れる。これ。通気性も悪い。すっげぇこもる。
なので、ただいまなんーまら、クッサい状態にあり。
今まで仕事がひと段落するたびに石鹸で手を洗うので気づかなかったけど、ずっと己のスニーカーからたちこめてくるにおいだと思ってた。今日かいでみたら、梅じそおにぎりのカリカリ梅の破片が床に落ちた。
洗えばいいんだろうけど、バイト先で使ってるものは、自宅に持ち帰って洗濯するのがイヤなので、本日の開店一分前に着くよう買いに行ってくる。バイト先のものは一切ここには持ち込まないのです。
二度とつけねぇ。
番外篇
不本意ながら右手の指先グリップを諦めかけたころ、大量の紙を折りまくるという作業が仕事の途中にからんでくるため、今度はそこに重きを置いてみようと選んでみた手袋たち。
“ KASCO(キャスコ)グローブ ソフトシープ 天然皮革 BRD-001 ”
しかしこれ、安いからなのか、なんか中途半端にグリップ力があるのだな。スルッといくわけでもなく、ビタッと止まるわけでもない。
ちょっと知識があったり頭働くだけで一番使えない人材と似た風情。
斬り捨てごめん。
そして次にもう一度と目についたのが、こちらの “ イグニオ グローブ IG-1G1026GG 左手 ホワイト・サイズ/26cm ” という羊皮の手袋。
試しにつけてみた感じも、実になめらか。
伸縮性がないということで、フィット感はあまりないものの、質感とゴージャス具合は最高級。肌触りも大変優しい。特ににおいも気にならず。
これもまた指先の接合部分からほつれてくるのを除いて、グリップ力が必要ないのであれば、これでサクッと決めたいところ。
でも、ストレッチ素材じゃないから、タイプミスも多かった。
なので、これはただいま折りこみ専用。
使いこむほどに風合いと手に馴染む感じが増して、味が出てくるのは実に惜しい一品。
というわけで、俺様としては、“ イグニオ ” さんが実にいい仕事をしてくれてるという感じ。
にしても、右手と左手で違う手袋を購入する俺様ってのは、お店の中途半端にブサイクな店員さんの目にどう映っているのだろうか。
しかも、ゴルフなんてまるでしなそうな風貌──── リッチじゃない上に紳士そうでもなく、手袋以外には見向きもしない年齢不詳なリュック姿──── で、何度も行ってるくせにいまだお店のポイントカードを頑なに作ろうとしないこの季節でも冬用のフリース地の手袋してる不穏な男。
ゴルフプレイヤーでは、そういう人もめずらしくないんだろうか?
まま、ゴルフ用手袋って、ホント実に便利っす。
- September 6, 2008 8:55 AM
- [ スキンケア ]