ひさびさの病院だった……
ハァ~……
やっぱり、一人じゃないっていうことを気づかせてくれる一番手近な場所だということがわかりました。
生きてく気力がなくなったと感じたら、とりあえず入院してみるのが一番イイんじゃないかと思われた……
で、そうやって自分が弱ってるときって、ほんのちょっとしたことでも嬉しくて、ただ来てくれたってだけで涙が出てくるらしい……普段なら、ごくごくあたり前のことのように感じられることなのに。
いるだけでイイっていう、自分っていう存在の大切さみたいのも感じられる……それって、スゴイ。
なんかよくわからんけど、病院とかって、自分の弱さとかもろさみたいのを、余計に痛感させてくれるらしい……で、それはホントに痛いみたい。胸に。心に。
ひさびさに手書きで詩を書いた。
なんとも言えない感情が芽生えるみたいだ……なんでだろう?
誰かのためっていう詩も、ひさびさだ……でも結局は、そこに自分への想いも詰まっているからだと思う。
人の不安は力になるかもしれないけれど、人の弱さは強さには変わらないし、変えられない。
言葉にならない気持ちがあって、それを伝えようとするときには、まわりが気づいてあげられないと、その気持ちごとつぶしてしまいかねない。
そんな気持ちに、いま人は無頓着になりかけている……なぜなら、人それぞれが、自分のことで精一杯だからだろう。
でも、そんななかでも気づいてゆける、ほんのちょっとだけ優しい人間でありたい……そう思った。
「捨て身」っていうのがきっと、一番の強さなんじゃないかと、ふと気づいてみたりする。
でもそれが伝わらないっていう状況がある。
でもそれには、きっとその相手にも問題がある……それ以外に、それが伝わらない状況っていうのは思いあたらない。
それ以外に、捨てられる犠牲は何もない。
自分以外に犠牲を強いる状況って、一体どんなところだろう?
どんな時だろう?
人はそれ以外に、何を求めるんだろう?
優しさって何だろう?
母が言った。
「わがままじゃないんだよ。許してくれる人がいるんなら、それはもうわがままじゃない」
僕は、なんと言ったらいいんだろう?
なにを良しとし、なにを悪いと言えるだろう?
僕は今まで、なにを考え、なにを思ってきたんだろう?
何かを言おうとすれば、母は僕に微笑みくれた……
- July 23, 2003 11:43 AM
- [ 家族 ]