女。
男と女。
ここ最近、何年か ──── いや、もうずっと昔からだな。
いや、ちょっと待て。
よくよく思いだしてみようか。
あ、間違った。
やっぱ最近だ。
よく聞くな。この言葉。
最近の男は軟弱だ。女のほうが強いもんね。
違うんじゃねぇのかなと感じることこの上ないこのごろの俺様。
それってただ単に、女が強くなったとか男がナヨってるとかいう問題じゃないんじゃねぇの? もう。
まことしやかに残念なんだけども、ただ単純に “ 女 ” っていうのが減ってきてんじゃね?
“ 男らしい男がいない ” っていうのと同じぐらい、女もいなくなってんじゃないのか?
じゃあ “ 女って何? ” って訊かれたら、それはもう “ 男じゃない人 ” って答えられるレベルまできてんじゃねぇかと思われる。
“ 男らしい男 ” っていうのがイメージとか理想であるように、“ 女 ” とか “ 女らしさ ” っていうのもそれでしかないから、ぶっちゃけそう言えてしまう。
女がいない。
世のなかでは、今 “ 女 ” がどんどん風化していく。
チンポがあれば男で、マンコと乳があれば女っていう区別じゃすまねぇ。
「チンポついてなくたって、おまえ、男だろ」
そんな女は、いと多い。
最近じゃ女の人に向かって “ 男前だよね ” とか “ 男らしいよね ” とか言う日常会話っつーのがあって、実際そういう女のほうが俺様のまわりには多い。
というより、ただただマンコと乳がついてるだけっていう感じ。
はるな愛さん、めちゃめちゃ女じゃん。
整形だろうがなんだろうが、めちゃめちゃ女だ。
あの人は女だ。
だれも、はるな愛さんを “ 女じゃないなんて言ってない ” って?
可愛い人の名をあげて、もし整形の疑惑だったり実際に整形してたりすれば、“ だって整形してるのに? ” なんて言ってくる女もいる。
そういうのがもう残念で仕方ない。逆に “ だからなに? ” だ。
たぶんもう、世の女たちは、整形しようが処女膜再生手術しようが、“ 女 ” に戻れない人のほうが多くなってると思うの。
それを、身をもって証明してくれたのが、はるな愛さんだと俺様は思う。
カルーセルさんでもいいけど、やっぱり、はるな愛さん。
まず、言葉。
女らしい言葉遣いなんてのは、単なる自分の期待と理想の産物でしかないんだろうけど、やっぱり自分と同じ言葉遣いだったり、むしろ自分よりひどいような女には、“ 女 ” っていう部分を感じられない。
どうしたって言葉って大事だ。
そして俺様が感じたのは、ちょいとばかり話の規模はデッカくなってしまうけど、日本っていう国がおかしくなったのって、日本語がおかしくなってきたころからじゃないか。
始まりはやっぱり、略語か。外来語か。なんかインテリジェンスを気取った男たちがこぞって使いたがる片仮名表記の横文字か。
そこまでさかのぼるともう、最近じゃねぇだろうって話だけど、露骨になってきたのは女子高生たちの “ ギャル語 ” とかなんかそのへんになっちゃうのかねぇ~、やっぱし。
そのへんから “ 子供がなに考えてるかわからない ” だの “ 子供は怖い ” だの、“ 犯罪の低年齢化 ” だの子供は怖いだの大人たちがビービー言うようになったんじゃないかな。
そのくせ、ここぞとばかりに “ それは大人の責任ですよ ” とか訳知り顔で、たいして話したわけじゃない “ 自分も子供だったときがある ” ってだけの理屈で胸を張る。
偽善者はどっちだ?
おっと、話がそれたか?
やっぱ言葉で意思疎通とかコミュニケーションとか、人間関係を築いたりするのって、きれいごと並べりゃいろいろあるけど、現実に筆頭となるのは、800% 言葉だ。
それが狂えば、人間も狂う。
当然だなと思ふ。
『女性の品格』なんていう本まで出版されて、大ベストセラーを記録したらしいけど、たいして意味ないような気がしてくる。
実際、読んだら読んだだけでもう “ 女性の品格 ” が身についたような気分になるんだろう。『ドラゴンボール』観たあと、自分も悟空と同じように強くなった気ぃするのと一緒か。
必要なのって、『女の品格』なんじゃないのか?
女性差別だのセクハラだのなんだの気取ったこと言ってみたところで、そういう職場とかから一歩出れば、呼び方なんて “ 男 ” と “ 女 ” でしょうに。
たぶん “ 品格 ” なんてもんは、生まれもってもんじゃないかなと思うわけ。
品のある人、ない人って、見た目とか雰囲気の問題。
読んでないから実際には知らんけど、その本って、あくまで女の人がうまいことエロじじいたちの男社会を渡っていくための礼儀とか作法とか、なんかそのへんのハウトゥー本なんじゃないかなぐらいにしか思えない。参考書とか護身術の教本とかな。
そんな世の女たち。
ただ美しく着飾って、化粧がうまくなって、コアリズムでくびれができたからったって、内面が男に変わってしまったんじゃ、女としての魅力はゼロに等しい。乳をデカくしても、声を2オクターブ上げてみても、なんら意味はない。
ジーパンの上にジュースこぼしてしまったあと、すぐさまあいてるほうの手でズバッと払うだけで済ましちゃうような女に魅力を感じる男が、どれだけいるだろうか?
そういうワイルドが女が好きっていう男も実際いるんだろうけど、そりゃ男だろう。
薬指と小指をかけちゃうような持ち方がメチャクチャの箸使いで、「んじゃ、ちょっと野菜洗っといて」って言ったら、流しに立って「え? じゃあこれ、どっちのスポンジ使ったらいいの?」なんて訊き返してきちゃうような女と一緒に住みたいなんて思う男が、どれだけいるか。
んで、それを “ そんなの親に言ってよ ” なんて、教えてくれなかった親のせいにしちゃうような女は、もう男ですらねぇ。
箸の持ち方がおかしいって、それがいいことじゃないとわかってるなら、自分でなおさないほうがその人の人間性を疑ってしまう。
料理はできたほうがいいってわかってるなら、自分で少しでも目を向けてみるべきだよな。
“ それでもいいって言ってくれる人探すからいいの ” ────
しょうもな。
もしかしたら、今のうちから箸の持ち方なおして、料理の勉強しておいたら、もっともっと “ いい人 ” が増えるかもしれないよな。
なんだ?
俺様って、俗に言う “ 女嫌い ” なのか?
いやいや。
そんなわけない。
俺様は病的だ。
最近流行りの “ セックス依存症 ” なんじゃねぇかと思えるぐらいだ。
でもそれは女の好き嫌いの問題じゃないような気もしないでもないけど、女としかセックスできない。やったことないだけだろと言われそうだけど、できる気がしない。
男のヨガリ顔なんて見たくないし、想像しただけで虫唾がほと走る。
女のヨガリ顔とヨガリ声を聞けることが、至上の喜びなのである。
だから、残念でしかたない。
いや、マジで。
“ 女を捨ててる ” とか “ ああはなりたくない ” なんてバカにしたようなこと口にする人もいるけど、んなもん、そんなオバちゃんたちのほうがよっぽど女だ。
化粧しないまま外に出ようが、ちょっとおなかがたるんでこようが、そういう問題じゃねぇ。
ただネイルが可愛いとか、サロンだのコスメだのしか吸収できないのは、女じゃねぇ。ただの “ 化け物 ” だ。
おうよ、中身の問題だ。
ネイルが可愛いのはたいへんけっこう。男よりオシャレに無頓着な女って、やっぱどうかと思うもんな。
ただ、あんなゴッツい爪で料理はしてほしくないかなと……
「あぁー!! 間違ってウサちゃんの耳も一緒に切っちゃったぁー!! もう!! ムカつく!! ネイルなおしに行ってくる!!」
ガビーンでしょ。萎えるわな。
だからか?
男だって料理ぐらいできなきゃねとか、自分の言い訳みたいなのが男の魅力の一つとして当然のように挙げられるのは。
女らしさとか美しさとか、そういうなんか “ 女 ” っていうのは、“ 男に負けない ” ことじゃねぇだろう。
男じゃない。男と違う。
そういうこったろ。
世の女たちよ、増えろ!!
もう一度 “ 女 ” に戻ってくれ!!
はるな愛さんが好きだ。
はるな愛さんが、可愛くて仕方ない。
はるな愛さんが大好きで大好きで仕方ない今日このごろ。
- October 27, 2008 11:09 AM
- [ 感じること ]