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 『この森で、天使はバスを降りた』という映画を、メシの最中になんとなく観てみた。ひさびさ2度目。

 ……...。

 いやぁ~、なんなんでしょうねぇ~……ジぃ~ンときた。
 当時、初めてこの映画を観たときは、なんの変哲もない普通の切ない映画という感想。お涙ちょうだい映画ぐらい。あとは、あの主演の女の人がカワイイなぁ~ぐらいしか感じてなかった。
 まず、なに言ってるのかわからなかった。もう20歳も過ぎていい年こいてたくせに、途中のカヌーの暗喩的な例え話にしろ、シェルビーの優しさにしろ、最後のほうでハナとパーシーがケンカになる理由なんかも、まるで理解できてなかった。言葉の裏側とか、その奥にある人の気持ちだとかに気づけずに、ただ事実を追うことしかできませんでしたな……
 それがどうでしょう!?
 たかが5年ぐらい経っただけで、こうも変わるもんでしょうか?
 ああいう微妙な心情の移ろいというか、まわりが気づくっていうことでしょうか……そういう部分の大切さに気づかされる。
 たぶん、パーシーが最後に死んでしまうっていう設定は、ほとんどの人に不評のようですが、俺自身ではあれでよかったと思ふ。なぜなら、そんな大切さもあるから。そこからまた新しく生まれることもあるのだということに、否応なく気づかされる。
 人それぞれに感じる善意というものを、改めて考えさせられる映画でした。
 誰よりも大切に想っている存在があっても、それ以上に大切に想ってる存在があれば、その想いもかすれてしまう。誤解があれば、なおさらだ。
 それでまたそのどっちを取るかは、自分次第。

 なにが大切で、なにが重要か?
 どこからが正義で、どこからが善意か?
 どこまでが誤解か?

 でも大切な存在に、比較するという選択は必要ない。

  • July 7, 2003 11:07 AM
  • 松田拓弥
  • [ 映画 ]

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