“ 変人 ” というキーワードで検索していたら、たまたまとあるブログにたどり着いた。
他人のブログにはまるで興味を示さない俺様なわけだけども、天下の google 先生が教えてくれたところなわけだし、必要な情報の一つや二つなんか書いてあるかなという淡い期待を抱きつつ、ちょっと読んでみた。
読み進んですぐ、俺様は感じた。
──── あ、この人、たぶん B 型だ。
そして次のページを表示してすぐの最上段に、デカい文字でこうあった。
B型ですけど、ナニカ?
思わず笑っちまったよ。
必ずだな、ホント。
んまあ、欲しかった情報はまったくのゼロ。
最強とはいえ、ホントなんでも先生な TC.Google だから仕方ない。
あなたは、有史以来 “ 最強の変人 ” って、だれだと思います?
文字は体を表す
よく言ったもんだ。
それがいわゆる “ 筆跡鑑定 ” ってやつなんだよな。たぶん。
あれ、マジですっげぇ当たるらしいじゃん。なぜかしら一般の主婦とかが習いだすぐらいだったもんな。
で、まあ、最近はとんとその名前すら聞かなくなっちまった。
たしかに文字っつーのも、その文字を書いた人の内面を表すと思う。そのときの心理状況なんてもんは、きっと浮き彫りだ。
手紙や日記がきたときに、そこにある文字が織り成す文章だけを見る人にはわからんのだろうけども、見る人が見れば、それを書いた空間のことまで察知されてしまいそうな気がす。
空恐ろしい。
だからケータイとかパソコンのメールとかってのは、そこから読み取れることってのがかなり減る。
絵文字とか顔文字とかが一気に浸透したのは、それを使う人たちのそういった自己表現欲求の高さが一番の要因だと俺様は思う。可愛いからとか楽しいからってのは、そこっから派生したもんに過ぎない。
でもそれがまた高まりすぎて、一般的に人が使う絵文字や顔文字ってのは決まってるらしく、みんな一緒になってしまってるわけだけど、それはそれで、今度は安心感っていうのも生まれてきたからいいんじゃないか。
なんかじいちゃんとかロマンティックの止まらない女とか、なぜだかそういう昔って状況を “ 古き良き時代 ” ってひとくくりにして見たがる専門家肌は、“ ぬくもり ” だの “ あたたかさ ” だのと言う。
写真と画を比較して、物知り気取りが “ 画には、あったかみがある ” とかぬかすのと一緒じゃないのか?
そもそも “ 古き良き時代 ” ってなによ。
古けりゃなんでもいいみたいな時代じゃんよ、今なんて。セピア色とかモノクロの写真は、無条件に本能的な感覚でカッコよく見えるのと同程度のことなんじゃねぇかなと。
コレクターみたいなもんよのぉ~ぅ。
俺様は、“ 伝統 ” とか “ 歴史 ” とかを必要以上に重んじるってのが嫌いだ。
百年以上つづく老舗が作ったお菓子のほうが、最近できたお店の作るそれより美味しいのかって話。
“ 職人の技 ” ってのは好きだけど、昔ながらの製法を守って今も手作業で作ってるお菓子のほうが、オートメーション化による機械で量産するお菓子より旨いのかっていうのは、計り知れぬ疑問。
つまり、いまだに “ 天皇制 ” を引きずる理由、まあ、国民にとってのメリットは、なに?
そゆこと。
ノイローゼになっちゃうぐらいガッチガチの “ 象徴 ” って、どういった了見なんだ?
とまあ、そんな具合に “ 日本のわびさび ” っつーのは “ 詫び ” と “ 錆び ” ぐらいにしか理解できない俺様なわけだけども、結局は文字じゃなくて、その人の文章だろうなと思うわけ。
あ、歌の “ サビ ” として、全体のなかの一番盛り上がるところでしか盛り上がれないっていうニュアンスでもいい。そっちのほうがズキーンとくるかもしれない。
まあ、書き方とか言葉の選び方とか、文章の締め方、漢字と平仮名のバランス、句読点のつけ方、文章全体の構造、その他もろもろ。
そういえばこないだ、俺様より年上の人が、自分に届いたメールを見て驚愕の声を上げていた。
「この人、いい年して、クドク点のつけ方も知らないのォ ──── !? 」
オー・マイ・がっつりである。実に。
そんなあなたの表情がくどくてぇ~、眉毛がとっても太くてぇ~、あなたが示した疑問の矛先はなにがなんだか不特定。
文字はそのときの状況や心理状態がにじみ出し、文章は、その人の内面的なものが表れる。
つまり、俺様の場合は、小学校で習ったことがすべて。
嗚呼……
なんか自分で書いておきながらなんなんだけども、『未練』という詩がやけにズシーンとくる今日このごろ。
- July 19, 2008 7:49 AM
- [ 感じたこと ]