あ、わかった。
またわかっちゃったよ、おれ。
スポーツの経験がない人とある人との決定的な差。
それは、集中力。
そうよ。
そうなのよ。
いや、あのね?
違うよ?
ちょっとやそっと集中できるっていう集中力じゃないよ?
なんつーの?
よく使われる表現で言うと、“ ここぞっていうときの ” っていうやつ。ズバッとみなぎるようなやつな。
まあ言ってみりゃ~、“ メリハリ ” っつーのか?
そう、それが一番大きな差ではないかと思うのですよ、俺様は。
いや、実際に感じるのよ。それを。そこを。
つまり、スポーツ経験のない人ってのは、なあなあなわけ。
言い方変えてみると、どっちかに偏ってるっていうのか、視野が狭いっていうのか、世界が小さいというか、なんというかな。
一定。
最初っから最後までずぅ~っと同じ。
むしろ、それを良しとする傾向にあるようだ。
疲れる。ヒジョ~に、疲れる。
ダラダラしてたり、がっちがちだったり、抑揚がないとか、なんだとかかんだとか。
まあ、だいたい一定のところでダラダラしてるのが多いやな。
休憩しようとしなかったりするな。けっこう。
もともと疲れることしないからな。疲れたから休憩っていう配慮がない。というより、ずっと疲れてるから、ずっと休憩してるみたいなリズムで行動してやがったりする。
退屈。ヒジョ~に、退屈。
休憩とらなきゃなんないぐらい疲れるなら、そこまで根詰めてやらなきゃいいみたいな感じなのかしらね。
まあねまあね、俺様が集中したい人だからっていうのも多くにあるでしょう。
なにかに集中することが、俺様にとってのそれがほとんどないと言うに等しい癒しだったりしてるのかもしれまいに。
かといって、人に集中しろなんて強要する気はさらさらないけども、然るべきときに必要な場合は、やっぱ必要だと思うわけ。
だから、スポーツしてるときに、なんかずっとヘラヘラしてるやつ見ると、すっげぇ腹立つ。追いかけるのがジョギングだったりすると、もうそのまま突き飛ばしたくなる。汗かかないやつと、涙が流れないやつは、どうも信用できない。
集中してるときのほうが、なんかリラックスしてるような気さえするときあるからな。
病気かな。
会話でもそう。いや、会話がそう。
メリハリがない。抑揚がない。覇気がない。元気のよさは別にいらんけど、いっつも同じような返ししかないっていうのはいかがなものか。
大笑いもしなければ、無表情でもない。違う答えになるはずの質問とか言葉を投げてみても、返ってくる言葉はだいたいいつも同じようなものでしかない。
顔の表情を構成するすべてのパーツがバラバラなんだな。なんか常に中途半端。
口の端は笑ってるけど、目は笑ってなくて、眼球は警戒してて、耳は自分の心臓の音聞いてるとか。
だからなのかなぁ~……
“ 暗い ” っていう印象を受ける。
一つのことに集中できない。
集中力がつづかない。
ちょっと思いだしてみようか。
学校でのテストの結果で成績上位のやつらって、意外にもこれ、運動系の部活でもがんばっちゃってる人たちじゃなかったか?
本当に勉強しかしてないようなガリ勉くんて、地味ィ~に、なぜだかいつもそんなやつらの次で2番手とかじゃなかっただろうか?
まま、本当に運動は苦手だったけど、勉強へならものすごい集中力をもって挑めるっていう人もいるだろうさ。そりゃそうさ。
とはいえ、時に “ おまえ、バカじゃね? ” っていうぐらいトップクラスの進学校に行くやつらって、やっぱなんだかんだで五教科以外の科目でもナイスな成績とれてるやつらなんだよな。
勉強できるからって運動はできねぇなんて通用しねぇ。
むしろ、頭よくなきゃできねぇスポーツのほうが多いと思うよ。
それにね?
運動能力って、案外これ、そのときの集中力いかんでけっこう伸びたりするもんでしょ。
運動神経いいやつにバカはいねぇよ。たぶん。
あ、え? それってなに? おれのこと?
うん、おれのこと。
ただねぇ~……
とりあえず俺様としては、たぶんそれ以外のことなら俺様の遺伝子でまかなえると思われるので、“ 水に強い遺伝子 ” がほしいな。
あ、あと不思議。集中力とは関係ないかもしらんけど、これホント不思議。
スポーツしたことない人って、リズム感っつーのがまったくないらしい。あるいは、考えられないようなリズム感で動いてるみたいだ。
スキップができない。タンバリンがたたけない。テレビでやってるダンスレッスンの初歩の初歩的なステップですら、同じように踏めない。
なんか 1 と 5 分の 7 と 2.1 とかいう拍子でも感じ取れてるんじゃないかっていう気すら巻き起こる。
それも個性か。
そそ。
だから、それらすべてをひっくるめて表現すると、“ 集中力 ” っていう言葉になるわけよ。
- September 2, 2008 7:37 AM
- [ 感じること ]